ママモル

子供の健康を守る米国のサイト『Safbaby』が運営するウェブマガジン

子供のアレルギー:見過ごされている治療法

文:SafBabyのヘルス・エキスパート : Dr.モーリー・クラーク 編集者:aesmai

前回「なぜ多くの子供がアレルギーを抱えているのか」の中で、アレルギーが増加傾向にあり、多くの子供達に慢性化しつつある事を伝えました。

子供によっては、アレルギー反応が肺や気道にも影響を与え、喘息やアレルギー誘発性喘息の症状を招く場合があります。気候変動と花粉量の増加は、アレルギーシーズンの長期化と花粉の威力を高め、アレルギーがより蔓延しやすい状況を生み出しています。

アレルギーの原因物質を避ける事が賢明ですが、症状を引き起こす環境要因が増加しており、原因物質が何処にでも存在する為、避け続ける事は難しくなっています。

今回は、問題の根本的な原因を捕えた、長期的なアレルギー対処法をお伝えします。

なぜ一部の子供にだけアレルギーが発症するのか?

Safbabyヘルスエキスパート、Dr.モーリー・クラークの書籍「Natural Baby-Healthy Child (自然な赤ちゃん~健康な子供)」に、環境アレルギーは、「免疫系が適切に働いていないサイン。実際には無害であるはずの物質に、免疫系が異常に反応し、敵・味方区別せず全てを攻撃するような振る舞い。」と記されています。

この免疫系の反応を下図に示します。

花粉が引き起こす免疫反応
出典:IMS Health/pollen.com, 図:Christine Elasigue/American Observer
allergy pollen

アレルギー症状の治療に薬を使うべき?

一般的な治療では、経口抗ヒスタミン剤、鼻炎薬、ステロイドスプレー、アレルギー注射の継続的な使用により、免疫系を抑制する事で症状を緩和します。しかし上記の治療薬は、時間と共に直接的もしくは間接的に免疫系の働きを抑え低下させます

Dr. モーリー・クラークによると、“免疫系の抑制は、アレルギー症状の治療に必要なものとは正反対の行為“としています。

根本的な原因に対処するアレルギー治療法

アレルギーに苦しむ数百万人の子供達の治療において、見逃されているのは、問題の根本原因である“免疫系の強化と機能”です。

Dr. モーリー・クラークは、実行すべきホリスティックな治療法を次の様に示しています。

整骨療法:子供の脳脊髄液の流れやリンパ系、神経系を改善・促進する事で、免疫系の機能の向上を助けます。

食事療法:食物に対する過敏症やアレルギーは、子供を環境アレルギーにかかり易くするかもしれません。食物アレルギーやグルテンへの耐性を調べ、血液検査を踏まえた食物を与えて下さい。

ハーブ療法:炎症や酸化を抑え、免疫系を整えるには、以下のハーブを利用します。

・アムラ:1日500mg

・エルダーベリー:1日500mg

・ラーチ・アラビノガラクタン:1日小さじ1杯

栄養補助食品(サプリメント):炎症や酸化を抑え、免疫機能を整える栄養素を補います。

・クェルセチン:250~500mg 1日3回

加えて、基本的な免疫機能を強化・調整する為に、以下のサプリメントも摂取すべきです。

・プロバイオティクス:1日小さじ1/3

・コロストラム:1日小さじ1/2~1

・コッド・レバーオイル(タラの肝油):1日小さじ1

・ビタミンC:250~500mg 1日2回

鼻腔の洗浄ネティ・ポットを使用し鼻腔を洗浄するのは効果的な方法です。幅広く推奨されている自然な治療法であり、アレルギーの症状を緩和します。

子供の症状に対処する一般的な方法は、アレルギー誘発物質との接触を避けるか、薬により症状を抑える事ですが、それは一時的な解決策にすぎません。根本的な原因となる免疫系を強化する事は、環境に対する抵抗力を高める事に繋がります。これは多くの健康上のトラブルを引き起こす短期的な治療法よりも、遥かに多くの効果をもたらす長期的で徹底した解決策となります。

<その他の出典>

Allergenic Pollen:  A Review of the Production, Release, Distribution and Health Impacts(アレルギー性花粉: 生産・放出・飛散及び健康への影響の再評価、英文のみ)。

アレルギー性花粉の全側面(花粉の生産、大気中への飛散、健康への影響、それらの現象を監視・予測する為の手段等)をまとめた初めての書籍です。第一線で活躍するヨーロッパの科学者達のチームが実施した、4年間の研究結果に基づき執筆されています。

 

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