ママモル

子供の健康を守る米国のサイト『Safbaby』が運営するウェブマガジン

鉛中毒予防の知られざる事実

文:SafBaby  編集者:aesmai

先週は、アメリカが定めた鉛中毒予防週間なのをご存知ですか?アメリカ国内ではおよそ100万人の子供達が、何らかの形で鉛中毒を患っていることから、親を含む保育者が、鉛中毒予防週間での啓発内容を学ぶのは重要だと考えられます。

この記事では、鉛中毒の症状がどのように出るか、鉛中毒になる可能性が高い人とその理由、子供達の身近に潜む鉛について説明し、家族を鉛中毒から守る方法を紹介します。

子供の健康の為に、鉛中毒の予防は非常に重要です。体内に鉛が過剰に蓄積すると、脳や神経系の損傷、頭痛、行動障害(暴力的になる、多動になる等)を引き起こします。しかし、子供の体内に過剰量の鉛が蓄積しても、常に症状が出る訳ではない事に注意しなければいけません。

子供や赤ちゃんの鉛中毒の兆候

鉛中毒の目立った症状としては、眠気、短気、協調運動不良、神経質、食欲不振、胃の不調、便秘、貧血、集中力の低下、不眠等があります。

鉛中毒のリスクが最も高い年齢

六歳以下の子どもは皆、免疫系や呼吸器系を含むシステムが未熟である為、鉛中毒の危険性が最も高くなります。口の中に自分の手やおもちゃを入れる乳幼児は、より鉛を取り込む傾向があります。

子供の脳や神経系は発達途上の為、鉛摂取の影響を受けやすい時期になります。加えて、体が成長中であるため、大人より鉛を多く吸収してしまいます。Lead Free Kids.orgは、人間の体は鉛と、骨を強くするカルシウムを区別出来ないとしています。カルシウムと同様に、鉛は血流の中に数週間留まった後、骨に吸収され一生蓄積されます。

鉛は、胎児にとっても危険です。妊娠中の母親が食事から十分なカルシウムを摂取しない場合、胎児が母体から鉛を吸収する危険性が高まります。以下に示す対応策と併せて、妊婦はカルシウム、鉄、亜鉛、ビタミンCが豊富な食事を摂るべきです。カルシウムを十分に摂取すれば、骨から放出される鉛の量を減らすことが出来ます。

書籍“Lead Babies(鉛と乳幼児)”の著者は、以下のように述べています。“鉛は、中枢神経系が急速に発達する時に、母体から胎児に直接移行してしまうのです。

子供の接触リスクを増やす鉛が潜む場所

明らかに鉛が含まれるのは以下のものです;1978年以前に建てられた家の塗料、セラミック、陶器、鉛を含む塗料で着色されたおもちゃ。

しかし一方で、ホコリ、土、古い公園、飲み水を含む、予想外の多くの場所に鉛が含まれています。アメリカの水道水についての情報はこちらのリンクでご覧下さい。

特にホコリは、知らないうちに吸い込むため対策が難しく、日常的に手や物を口に入れる乳幼児は、直接ホコリを体内に取り込んでしまいます。

鉛が潜む場所については、過去に多くの記事を書いてきました。以下の様な鉛を取り込む原因になるものは、減らすか完全に止めましょう。

  • 母親のハンドバッグ(買い物中に赤ちゃんが口にします)
  • ジュース(オーガニック、それ以外、両方)
  • チョコレート
  • 子供用ビタミン剤
  • クリスマスの飾り用ライト
  • ビニールのタイル

鉛摂取から家族を守る方法

特に乳幼児がいる場合は、頻繁にホコリを掃除することで、電化製品やおもちゃ等から落ちたホコリを通じて鉛を摂取するリスクを減らすことができます。また、病院で体内の鉛を検査することが出来ます。子供が外で遊んで帰ってきた後、特に食事前にはよく手を洗いましょう。

鉛は私達の暮らしの中にある為、対策を講じる必要があります。上記“Lead Babies”の著者であるMs. Joanan CerazとMs. Sandra Cottinghamへの単独インタビューを2010年の3月に行いました。子供の鉛摂取の危険性や、摂取のリスクを抑える方法について学ぶことができます。後日こちらの情報も掲載する予定ですので、是非ご参考になってください。

EARTH CHILD アースチャイルド


ページの
先頭に戻る