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子供のタブレット学習のメリットとデメリットとは?

 タブレット学習を取り入れているご家庭も増えてきました。親の世代から見ると「紙を使わずに勉強するなんて・・・」と抵抗を覚えるかもしれませんが、実際に手ごたえを感じている子供も多く、ドリルや問題集に代わる勉強法として定着しつつあります。タブレット学習のメリットとデメリットをまとめました。

タブレット学習の8つのメリット

 ここ数年で急速に伸びてきたタブレット学習。タブレット学習を提供する業者も増え、利用している子供も益々増えてきています。タブレット学習が伸びてきたのは、タブレット学習にメリットが多いということに他なりません。タブレット学習の持つメリットの中でも特筆すべきメリットを8つ紹介します。

好きな場所で勉強できる

 タブレット学習は、タブレットがあり、インターネットに接続できる環境ならどこでも勉強することができます。家の中はもちろん移動中でもカフェでも、好きな場所で勉強できるのです。また、タブレット学習には紙も鉛筆も要りませんので、机がなくても勉強できます。車の中などでも、ひざにタブレットを置けばすぐに学習を始められます。

 学習塾とは異なり、わざわざ出かけなくて良いのもタブレット学習のメリットですね。学習塾の通学に1時間以上かけている子供もいますが、タブレット学習なら通学の時間が不要ですので、その分、有意義に時間を使えます。夜遅くに子供を外出させたくない親御さんにも、タブレット学習は適した学習法と言えるでしょう。

すぐに採点してもらえる

 タイミングによっては、すぐに採点してもらえることもタブレット学習のメリットです。ドリルや問題集で勉強する場合、問題を解いてから採点するまでに時間が空くと、「これはどんな問題だったっけ?」と問題を思い起こすことから始めなくてはいけないこともあります。しかし、タブレット学習なら、業者によっては1問ごとに採点してくれることもありますので、「これはどんな問題だったっけ?」と悩む必要もありません。

子供のペースで勉強できる

 学習塾に通うなら、個人のペースではなく塾のペースで勉強しなくてはいけません。図形が苦手な子も方程式が苦手な子も、学習塾が決めたカリキュラムに沿って勉強しなくてはなりませんので、自分が苦手な単元に多めの時間を費やすことができないのです。

 しかし、タブレット学習なら、苦手な単元に時間をかけることが可能です。勉強する必要がない単元はさらっと流して、理解ができていない単元だけにゆっくりと時間をかけることができるでしょう。

過去に勉強した内容を振り返りやすい

 紙のテキストで勉強すると、きちんと整理をしておかないと過去に勉強した内容を振り返ることが難しくなってしまいます。「正四面体を平面が分断していたあの問題。どこにあったっけ?」と探している間に、何時間もの無駄な時間が流れてしまうこともあるでしょう。

 タブレットなら検索機能がついていることが多いですので、「平面」「正四面体」などのキーワードを入力すればすぐに気になる問題を振り返れます。過去に学んだ内容を振り返って勉強するときにも、タブレットが便利と言えますね。

繰り返して勉強できる

 紙の問題集で何度も繰り返して勉強するためには、答えを書かない状態でコピーを取っておく必要がありますよね。答えを書いてから「もう一度、繰り返して勉強したい」と思う方は、膨大な量を消しゴムで消すか、新たに問題集を買うか、いずれかの方法をとらなくてはなりません。

 タブレット学習なら簡単に記入した内容を消去できますので、何度でも白紙に戻って答えを書くことが可能です。繰り返し勉強して確固とした実力を身に着けていきましょう。

空間をイメージしやすい

 「紙に書かれている立体図では立体をイメージできない」という子供も少なくありません。しかし、タブレットなら立体をより視覚的に表現できますので、空間をイメージしにくい子供でもイメージしやすくなるのです。

苦手な部分が一目で分かる

 ほとんどのタブレット学習では、学習した結果からどの分野が苦手なのかを分析してくれる機能がついています。苦手な部分が分かるとターゲットを決めて勉強できるようになりますので、時間がないときでも効率よく学習を進めていけます。

学習費用が安価である

 業者によっては月々1,000円程度の価格でタブレット学習を利用できます。学習塾や家庭教師を利用して勉強するときは月々10,000円以上ものお金がかかりますが、タブレット学習なら安価に勉強できますね。

タブレット学習の5つのデメリット

 メリットが多いタブレット学習ですが、デメリットがないわけでもありません。特に注意すべきデメリットを5つ紹介します。

勉強したという実感を持ちにくい

 紙のテキストで勉強するときは、書き込んだ紙の量を見ることで「勉強した」という実感を持てるようになります。一方、タブレット学習では、どんなに勉強してもタブレットの量が増えるわけではありませんから、「勉強した」と実感が持ちにくくなります。

目が悪くなる・目が疲れる

 タブレットは画面から強い光を放出していますので、長時間画面を見ていると目が疲れるだけでなく、視力が悪くなる可能性があります。また、テーブルにタブレットを置かずにひざの上にタブレットを置いたり、ベッドに寝転んで勉強したりするなら、画面と目が近づきすぎてしまい、さらに視力が悪くなる恐れもあるでしょう。

勉強と遊びの境目が曖昧になる

 学習専用のタブレットではなく家電量販店等で販売されている通常のタブレットを使って学習する場合、勉強と遊びの境目が曖昧になってしまうことがあります。「ちょっと勉強に疲れたな」と思ったら、画面を音楽や動画、ネットニュースなどに画面を切り替え、すぐに勉強以外の世界に行けます。気軽に勉強以外に画面を切り替えられますので、知らず知らずのうちに学習以外の時間が長くなってしまうこともあるでしょう。

思考を積み重ねていくことが難しい

 タブレットは指やタッチペンを使って書き込みますので、鉛筆のように細かな字を書きこむことができません。数学の証明問題のように大量の文字を書いて論理的に思考を積み重ねていく問題では、タブレットを使うと一目で回答の過程を確認できず、論理を組み立てることが困難になってしまうことがあります。

操作できないときにストレスを感じる

 タブレットは機械ですから、いつでも快適に動くとは限りません。バッテリーが切れて操作できなくなることもありますし、インターネットサービスに接続できずに不具合が続くこともあるでしょう。タブレット自体が故障して、ストレスを感じるかもしれません。

タブレット学習が向いている子供とは?

 計算力を身に着けたい、多くの問題を何度も解きたいといった、繰り返し学習を必要としている子供には、タブレットは適したツールと言えます。また、だれも見ていなくても一人でコツコツと勉強できる子供は、タブレット向きの性格と言えるでしょう。

子供に合わせた学習法を見つけよう

 誰にとっても最高の学習法というものは存在しません。ある子供には効果が出ても、別の子供には何の効果も出ないことがあるのです。お子さんの性格や苦手とする分野を把握してから、タブレット学習を取り入れるかどうか決定してください。タブレット学習に向く子供にタブレット学習を与えるなら、ぐんぐんと実力を伸ばすことができるでしょう。

著者情報

ママモル編集部

子供の健康を守る米国のサイト『Safbaby』が運営するウェブマガジン『ママモル』の編集部です。

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