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子供の健康を守る米国のサイト『Safbaby』が運営するウェブマガジン

GMOの真実

文:SafBabyのゲストエキスパート、ジェフリー・スミスさん

10月が、GMOへの認識を高めるための強化月間であることをご存知でしたか?

私はGMOに関して何も知らない人が数多く存在することに驚いています。あなたがその一人なら、今こそ、その危険性を知るべき時です。もし既に知っているのなら、この驚くべき記事/インタビューを読み、その内容を今月中に出来るだけ多くの人々と共有してください。以下は私たちが2008年に投稿した文章です。この記事は、あなたにショックを与えることでしょう。

gmocorn-300x200 あなたはGMOの意味が「遺伝子組み換え作物」であることをご存知かもしれませんが、この科学技術の背後にあるストーリーは、まさしく衝撃的な内容です。

GMOの起源や根拠について詳しく調査した以下の動画は、非常にショッキングなものであり、私たちはそれらが真実なのかどうかを確かめずにはいられませんでした。ですから、私たちは答えを見つけるために行動を起こしました。GMOがどのように子供達や彼らの将来に影響するのかを知りたかったのです。

私たちは、遺伝子組み換え作物(GMO)の危険性に関する優れた代弁者であるジェフリー・スミス氏に、両親達が答えを求めている質問尋ねました。

GMOとは何ですか?

823562_soy_beans 大豆、トウモロコシ、綿の実、キャノーラなどのGM(遺伝子組み換え)植物のDNAには、異質の遺伝子が混入されています。それらの遺伝子は、人間の食物供給システムに関与したことのない、バクテリアやウイルス等の生物種に由来しています。

遺伝子の混入は、「遺伝子銃(ジーンガン)」で遺伝子を細胞板に打ち込むか、バクテリアを異種のDNAの細胞に侵入させることで行われます。その後、変形した細胞が複製されて、1つの植物になります。これらのプロセスは膨大な規模のダメージを生み出し、植物のDNA全域の無数の箇所で突然変異が発生します。本来の遺伝子は消滅するか、その発生が永遠に継続、または停止する場合があり、数百個の遺伝子の発現のレベルが変化する可能性があります。

GMOの日常的な摂取の本当の危険性が判明するほどの長期間に渡って、子供に対するGMOの影響が調査されたことはありますか?

遺伝子組み換え食品の場合、子供への影響に関する研究は一切行われていません!

GMOを禁止している先進国はどこですか?どんな国がラベルへの表記を義務化していますか?

アメリカとカナダを除く、ほぼ全ての先進国がGMOのラベル表記を義務化しています。また、多くの国々がGMOの栽培の禁止や制限を行っています。しかし、GM食品自体を禁止する国はほとんどありません。

驚愕的なGMO動画

以下の詳細なインタビューの中で、ジェフリー・スミス氏は彼の知識を引き続き共有しています。しかし、その前に、この動画を最初から最後まで視聴するべきです!「GMOは、人類がかつて着手したものの中で最大規模の生物実験である」と彼らが述べる理由を発見してください。

加えて、以下のような発言も、お子さんの食べ物に対する警戒心をあなたに抱かせるでしょう:フィル・エインジェル(コーポレートコミュニケーション, ディレクター)「モノサント(世界第2位のGMO生産業者)は、バイオテク食品の安全性に関する判断を下すべきではありません。彼らの興味は、出来るだけ多くの製品を販売することにあります。GMOの安全性を保証するのはFDAの仕事です」(ニューヨークタイムズ、1998年10月25日)

なぜGM食品は市場に導入されたのですか?それらが生産されている理由は何でしょう?

企業が植物の遺伝子を操作する主な理由は、それらに除草剤に対する耐性をつけるためです。4つの主なGM植物:大豆・トウモロコシ・キャノーラ・綿は、有害なレベルの除草剤を浴びても生存するように操作されています。よって、それらの作物には、有毒な除草剤の残留物がはるかに多く含まれているのです。GM作物の約68%が、除草剤への耐性を示しています。

planes_spraying_at_cotton_field GMの第二の特徴は、殺虫機能を帯びているという点です。トウモロコシや綿のDNAには、Bt(バチルスチューリンゲンシス)と呼ばれる土壌細菌の遺伝子が混入されており、その遺伝子は殺虫効果のあるBt-トキシンをあらゆる細胞に分泌します。よって、GM作物の約19%は自ら殺虫剤を生成します。他の13%は殺虫剤を生成することに加えて、除草剤への耐性も示しています。

「FDAはバイオテク産業を推進するように命じられています。よって、彼らはGMOのラベル表記を求める90%のアメリカ国民の希望を無視しているのです。」

加えて、植物ウイルスに対抗するように操作された、ハワイアンパパイヤや、少量のズッキーニとイエロークルークネックスカッシュが存在しています。また、GMテンサイから採取される、GM砂糖が2008年の後半に導入されることが予測されています。

なぜアメリカには消費者を保護するための義務的なラベル表記がないのですか?表記されたら、購入者はゼロになるでしょうか?これが実現する望みはありますか?

FDAはバイオテク産業を推進するように命じられています。よって、5つの農業バイオテクノロジー企業の経済的利益を保護するために、彼らはGMOのラベル表記を求める90%のアメリカ国民の希望を無視しているのです。

最近のCBSニュース/ニューヨークタイムズの調査によると、GMOがラベル表記された場合に、53%のアメリカ人がそれらを摂取しないと回答しています。また、バラク・オバマは当選後にGMOのラベル表記を義務付けることを公約しています。しかし、私たちは政府からのアクションを待ってはいません。インスティチュート・フォー・リスポンシブル・テクノロジーは、GMOの購入を避けるためのショピングガイドを国内中の書店とウェブサイトに配置しています。ResponsibleTechology.orgをご覧ください。

環境に関しては、どんな懸念事項がありますか?

cotton_harvesting_-_grupo_bom_futuro_1 GM作物は、食物に対する支配権を企業に集約させ、平均生産高を増やすことなく除草剤の使用量を増加させ、食物の安全性を脅かし、持続可能なオーガニック農業に悪影響を与え、農家の人々を借金地獄へと陥れます。それらは植物の多様性を損ない、友好的な昆虫を害し、土壌細菌にダメージを与え、非GMの種族を汚染し、環境内に留まり続けます。これらの懸念事項は、国連が今年発表した「発展のための農業科学技術の国際評価(IAASTD)」の中にも記載されています。さらに、独りでに増殖する遺伝子汚染の存在によって、地球温暖化や核廃棄物の影響も長引くかもしれません。

GM作物に必要な殺虫剤の量は通常よりも少ないのでしょうか

殺虫剤を生成する植物の場合、スプレーが必要な殺虫剤の量は少ない可能性があります。しかし、GMの擁護者達は作物自体が生成する数100万エーカー分の殺虫剤を考慮に入れていません。また、米国内での殺虫剤の使用量が最初の9年間で1600万ポンド減少したことは、除草剤耐久型の作物に用いられる除草剤の量が1億3800万ポンド増加したことと比べれば、大した数字ではありません。耐性を示す雑草が原因で除草剤の使用は加速していますから、その使用量は今後2年間で1億2000万ポンドさらに増加するでしょう。

GMOの栽培は、それらの近隣のオーガニック農園に影響を与えますか?

受粉が原因で、オーガニックの作物がGMOに汚染される可能性がありますし、これは実際に発生しています。

なぜ遺伝子に特許が与えられているのですか?

これによって、企業は使用料を徴収して、農家に年を越して種子を保存しないように要求できますし、食物供給システムに対する支配権も握ることができます。

私たちはGMOに関する専門知識を快く読者に提供してくれたスミス氏に非常に感謝しています。

次の投稿では、乳児や幼児が食べるどの食品が最も遺伝子的に操作されているのかや、この予測不可能な遺伝子革命を避けるために使用できる素晴らしい情報をご提供します。

私たちはお気に入りの自然派食料品店に連絡して、GMOに関する彼らの意見も尋ねています。以下は、彼らが共有した内容です:

ホール・フードからのGMOに関する手紙

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サンドラへ

お悩みの件で連絡をいただきありがとうございます。ホール・フード・マーケットでの私たちの目標は、非遺伝子組み換えの成分やプロセスで当社ブランドの全製品を作成することです。製品を開発する際に私たちは遺伝子組み換えでない成分を意識的に調達していますし、それらが商業的に入手不可能な場合は、この目標を達成できるように生産業者達に働きかけていくつもりです。

情報に基づく消費者選択を可能にするという当社のお約束や、オーガニック農業に対する当社の支援を通して、ホール・フード・マーケットは非遺伝子組み換えの成分やプロセスのみで作成されたことが立証済みの、当社ブランドのあらゆる製品にラベルを表示する予定でいます。既存のラベルを更新するためのプログラムは現在進行されています。

消費者が情報に基づく選択を行えるように、遺伝子組み換えでない成分のみで作成された当社ブラントの製品には、そのような内容を記載したラベルが貼られます。法律により、オーガニック製品は非遺伝子組み換えの成分のみで作成されねばなりませんから、ホール・フード・マーケットブランドの全てのオーガニック製品のラベルには、遺伝子組み換えの種子から作られていないことが記載されるのです。

加えて、私たちは同社ブランドの製造業者と生産業者に、遺伝子組み換えの成分やプロセスを含まずに製品を作成することと、その事実をラベルに表示することを促しています。

私たちの店舗でオーガニック製品を購入することは、お客様が非遺伝子組み換えの食物を選択するための方法の1つです。そのため、私たちは遺伝子組み換えの種子から作成されていないことを示したラベルをオーガニック食品に使用するよう製造業者や生産業者に推進しています。

この情報がお役に立つことを願っています。

ミシェル・フレミング
カスタマーサービス担当者
ホール・フード・マーケット – サザン・パシフィック地域

トレーダー・ジョーズからのGMOに関する手紙

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サンドラへ

ご連絡をいただきありがとうございます。当社にはGMを含む製品リストは一切ございません。「トレーダー・ジョーンズのラベルを持つ全製品は、非遺伝子組み換えの成分から調達されている」という発言に偽りはなく、それが本当かどうかを確かめるために、当社のお客様が成分ラベル全体を読む必要はありません。これは他の全ブランドの製品にGMOが含まれていることを意味していません。私たちは単に彼らの製品を保証できないだけです。

トレーダー・ジョーンズをご利用いただきありがとうございます!

ティファニー
トレーダー・ジョーンズ

著者情報

ジェフリー・スミス(Jeffrey Smith)

ジェフリー・スミス氏は、あらゆる国々の世界的指導者達に助言し、GMOを規制するデラウェア州の法律に影響を与えてきました。また、自然食品産業からGMOを排除するための、産業界と消費者の革新的な取り組み「米国食生活の健全化キャンペーン」を支援するべく、リーダー達を団結させた人物でもあります。  評判高いキーノートスピーカーでもある彼は、25か国で講義を行い、世界中の政府要人や多くのメディアに取り上げられてきました。それらには、ニューヨークタイムズ、ワシントンポスト、BBCワールドサービス、ネイチャー、インディペンデント、デイリーテレグラフ、ニューサイエンティスト、タイムズ(ロンドン)、アソシエーティッドプレス、ロイターニュースサービス、LAタイムズ、タイムズマガジン、ジェネリックエンジニアリングニュースが含まれます。  「インスティチュート・フォー・リスポンシブル・テクノロジー(責任あるテクノロジーのための協会)」は、アメリカのGMO廃絶推進コミュニティーの指導者達が集う、主なミーティングの場所として機能しています。2003年の創設以来、同協会は革新的研究に資金援助し、GMOの廃絶・安全性・テストを支援する公共政策のために尽力し、あらゆる年齢層のスタッフ・役員・消費者達が彼らの健康管理を改善できるように、かつてない程のリソースを作成しています。

EARTH CHILD アースチャイルド


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