ママモル

子供の健康を守る米国のサイト『Safbaby』が運営するウェブマガジン

子どもの目の健康に役立つ食品10選

文:サントラ・ブラム

私は7歳のころから視力が低下し、今では眼鏡が手放せない状態になりました。先生が黒板に書く小さな文字を読むために目を酷使していたことが影響したのかもしれません。

視力の専門家であるEsther van der Werf氏は、十分な量の酸素を体に取り込む腹式呼吸、目を潤すための瞬き、首や目のマッサージ、そして健康的な食事について学ぶことを推奨しています。

今より健康になるには、普段から家庭で新鮮な果物や野菜を食べ、ビタミンやミネラルを十分に摂ることが重要です。また、ジャンクフォードや清涼飲料、精製された糖や穀物は避けましょう。大人は栄養素の吸収を妨げるアルコールやコーヒー、タバコも控えるべきです。

色々と資料を調べたところ、2005年2月に発行されたデリシャスリビング・マガジンに掲載された、「視力の真実」という記事を見つかりました。この中で、フィリス・エジェリ・リング 氏はこう指摘しています。

“栄養は目の健康に積極的に働きかけます。最近の研究では、体に吸収される栄養の4分の1が目の栄養分となることが分かりました。”

 

魚や卵といった動物性の食材は目に良いとするウェブサイトもありますが、動物性の食材を摂ることに関しては問題もあります。魚は海洋汚染が心配ですし、コレステロールが高い肉や乳製品、卵は、心疾患の引き金になりかねません。

従って、野菜中心の食事に目を向けるのが良いでしょう。

 

子供の視力と目の健康によく効く食べ物ベスト10

1.ほうれん草、ケール、ブロッコリー

緑葉野菜はどれも、ビタミンA、ビタミンC、カルシウムを含むビタミン、ミネラル類が豊富で、視力の回復に役立ちます。特にほうれん草は、抗酸化物質であるルテインやゼアキサンチンをたくさん含んでいます。新鮮なうちに火を通さずに食べるのが効果的です。

2.ニンジンやサツマイモ

黄色野菜は、ビタミンAとベータカロチンを含み、視力回復や網膜の健康、紫外線のダメージに効果的です。

3.ブルーベリーやブドウ

アントシアニンの働きによって、夜間の視覚機能や暗順応が促進されます。さらに、セレンや亜鉛だけではなく、ルチンなどのフラボノイドも含まれています。また、ブルーベリーは眼精疲労を軽減させます。中国のクコも目にいいとされています。

4.亜麻仁(フラックスシード)やクルミ、緑葉野菜

オメガ3系脂肪酸食品は、脳機能を向上させ、血の流れをスムーズにするため目の機能をも向上させます。植物由来のオメガ3系脂肪源は魚を食べるのと同じ効果があります。

5.ズッキーニ

目を保護する抗酸化物質であるルテインやゼアキサンチンが豊富です。

6.アボカド

どの果物よりもルテインが多く、ゼアキサンチンも豊富に含んでいます。

7.マンゴーやカボチャ、アプリコット、パパイヤ

オレンジや黄色の果物類は、ビタミンAが豊富で、視力の回復や夜盲症の予防になります。アプリコットは目に良いベータカロチンやリコピン、カロチノイドを含んでいます。

8.レモンやオレンジ、トマト、グアバ

ビタミンCが豊富な食材を摂ることによって、変性眼疾患が予防できます。トマトはリコピンやルテイン、カロチノイドが含まれ、紫外線のダメージから目を守る働きもします。

9.アーモンドやキウイ

ビタミンEが豊富で、目の健康に効果があります。ただし、アーモンドやアボカドといった植物からの脂肪分は、摂り過ぎると血液やリンパの流れが悪くなり視力に悪影響をもたらします。

10.キャベツ

キャベツはオレンジよりもビタミンCが豊富です。また健康全般に効果のあるビタミンEなど、多くの栄養素が含まれています。

最後に、子供の成長を考えて、農薬をなるべく使わないオーガニックで、地元産の新鮮な食材を使いましょう。

 

今日、どの年齢でもコンピュータを長時間使用するようになっていて、このことも目に悪影響を与えています。この記事の中で紹介した目に良い栄養素を含む食材は、視力の回復や、将来の目の疾患の予防に非常に役に立つでしょう。

著者情報

サンドラ・ブラム (Sandra Blum)

サンドラは初めての妊娠をロサンゼルスで経験しました。その際、安全で害のない子供用商品や育児法などの情報が、一般の人々には届きにくいということを知り、とても失望しました。そこで、有益な情報を掲載した、エコに関心のある保護者向けのブログを作成するためにアイディアをまとめ始めたのです。 2007年にサマンサ・フォックスと出会い、共にチームを組むべき最高の人物と出会ったことを確信しました。同じような興味を持つ熱意に満ちた母親である2人はすぐに意気投合し、幼い子供たちのために安全な商品や情報を見つけ出し、それらを皆と共有するという大きなミッションに乗り出す決意をしました。 こうしてSafebay.comが誕生し、安全で高品質の子供用商品だけに与えられる「MACT賞」もその後すぐに設立されました。 数年後には、Safbabyはアメリカで最も信頼され、最も頻繁に利用される、エコを意識した子育てブログに成長しました。2009年にサンドラはヨーロッパに帰国しましたが、2013年末までSafbabyとMACTの運営を続けました。 現在は夫と2人の子供たちと共にフランスに住んでいます。マーケティングコンサルタントとして働いており、ヨーロッパ市場向けの新しい商品数点の開発・販売を手がけました。また、サンドラの家族は、身体障害者のための介助犬「ハンディ・シアン」のホストファミリーでもあります。

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