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子供に教えたい!今後、未来に生まれる新しい仕事とは?

 人工知能やビッグデータの活用の場が広がることで、なくなっていく仕事もたくさんあります。事務などの単純作業や審査業務などのデータ解析業は、数年も経たないうちに消えてしまうとの見方もあるのです。

 無くなる仕事もあれば、これから生まれる仕事もあります。今後、ニーズが高まる仕事、そして新たに生まれる仕事について解説します。

どんなニーズが高まるのか?

 機械化・コンピューター化が進んだことで、人間が洗濯や料理、掃除などの家事に費やす時間は減りました。では、時間に余裕が生まれたのかというと、そうではありません。家事や雑事に割く時間を、スマホやパソコンの閲覧、お稽古ごとなどの新たな目的のために使っているのです。

 人間は何か1つの必要性がなくなると、別のニーズが生みだす生き物です。仕事もそうです。人工知能やコンピューターの発達で不要になる仕事もあれば、新たなニーズによって生み出される仕事もあります。これからニーズが高まると予想される仕事には、次のような特徴があるでしょう。

トレーナーとしての仕事

 新たなデバイスやツールが増えると、使いこなすことができない人も生まれてきます。加速度的に新たなツールが増えると予想されますので、操作を指導するトレーナーの仕事に対するニーズも、加速度的に増えるでしょう。

医療や介護、福祉関連の仕事

 かつては、住む場所によって受けられる治療は大きく異なりました。しかし、情報化社会が進んだ現代では、治療の選択肢の格差も徐々になくなりつつあります。万人が平等にさまざまな治療を受けられるということは素晴らしいことではありますが、治療を行うのは最終的には人間です。医療機関と患者をつなぐ仕事や患者を訪問して遠隔治療を受けられるように手配する仕事、患者のニーズを的確に判断する仕事などが必要になるでしょう。

 ニーズが増大するのは医療分野だけではありません。介護サービスにも新たなニーズが増えていきます。例えば現在は、介護サービスを受けるためにはケアマネージャーと連携し、ケアマネージャーが紹介してくれる施設やサービスの中から被介護者や家族が取捨選択していきます。しかし、ケアマネージャーによっては被介護者のニーズをくみ取れず、充分な介護が受けられていない人も少なくありません。ケアマネージャーによって受けられるサービスに偏りが出ないように、患者に寄り添ったサービスを見つける仕事も増えていくと考えられるのです。

システム管理

 ビッグデータを用いて解析すると、入力されるデータが増えれば増えるほど解析の精度は高まります。しかし、どんなに優れたシステムでも、故障やトラブルは避けられませんし、システム自体に問題が見つかることもあるでしょう。システムを管理する仕事の重要性はますます高まり、異常を早めに検知するだけでなく、検知したらすぐに修理できる人材が求められます。

どんな仕事が生まれるか?

 トレーナーの仕事も医療・介護・福祉の仕事もシステム管理の仕事も、いずれも現在も存在する仕事です。ただ、今後はより一層ニーズが高まると考えられますので、従事する人は増えると予想されます。

 次に紹介するのは、これから新たに生まれると考えられる仕事です。似たような仕事をすでに始めている方もいらっしゃるかもしれませんが、これからは一層メジャーな仕事として認識されていくでしょう。

会話の相手

 大抵のことはインターネットで済ませられる時代です。在宅業務が可能な職種も増えましたから、職場の人間とのつながりも希薄になり、一言も話さないまま一日を終える人も少なくありません。

 現在でもロボットやスマートスピーカーを話し相手にすることがありますが、やはりAIでは会話の流れが容易に推測でき、人間と会話するときのようなドキドキ感はありません。一日に一度は、少なくとも週に一度は生身の人間と話したいと考える人も増えると予想されます。職業として会話の相手をする人も、ますます増えていくのではないでしょうか。

AI最適化専門家

 さまざまな家電やサービスを通じて、各家庭のAI化は進んでいくでしょう。しかし、AI化が進んだとしても、すべての家庭で最適な状態で導入されているとは言えません。せっかくのシステムを活用していない人や導入するサービスが少なすぎて不便な思いをしている人も多いと予想されます。家庭でのAIが最適な状態になっているかを分析し、最適な状態に導くスペシャリストへのニーズも高まるでしょう。

個人記憶追跡者

 昔考えたことが何だったのか、気になることはありませんか?良いアイデアが浮かんだと思ったけれど、メモを取っておかなかったために忘れてしまった。そんな経験は、誰にでも何度かはあるのではないでしょうか。

 しかし、そのときに検索した言葉や操作した機器等から、何を考えていたのかを明らかにすることは不可能ではありません。パソコンやスマホに残された手掛かり、IoTの操作記録などから、個人の記憶を追跡する仕事が生まれるかもしれませんね。

世界は日々変わる!柔軟に対応できる力を養おう

 例えば、スマホ。10年前にはここまで普及するとは予測できなかったのではないでしょうか。今後10年もそうです。予想もつかない未来がわたしたちを待ち受けている中、常に柔軟に対応できる力が求められているのです。固定観念にしばられない柔軟な思考を養うことが、未来を生き抜いていくうえで何よりも大切だと言えるでしょう。

著者情報

ママモル編集部

子供の健康を守る米国のサイト『Safbaby』が運営するウェブマガジン『ママモル』の編集部です。

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