文:SafBabyのゲスト・エキスパート :ドリーン・ブルハッシュさん 編集者:aesmai
あまりテレビは見ないのですが、”the Biggest Loser(米国のダイエット番組)”は毎シーズン見ています。じっと座ってテレビを見るのが苦手なので、見ている間にエクササイズ・ボールやウエイト・トレーニングの道具、バンドを使って運動しています。心が痛むエピソードには涙し、参加者が自分の人生を変える力を付けていくのをみて歓声を上げています。
毎週、参加者が大変な努力やひたむきさ、小さな克服を積み重ね、完全に人生を変えるのを目の当たりにします。恥ずかしさから解放され、”普通”サイズの服が着られるようになり、痛みを感じることなく動き、糖尿病や高血圧、心臓病、大食症から解放され、罪悪感が払拭される等、挙げたらきりがありません。
私は生涯学習の講師をしている為、The Biggest Loserの参加者が、運動する楽しさを知り、体を鍛えることによる身体的、精神的、社会的な利点を見出し、スポーツ好きに変わっていく過程を見ることがとても好きです。
The Biggest Loser
The Biggest Loserの参加者に喜びを感じ応援すると同時に、何百万人もの米国人が、肥満や体重の増加により、自分達では手に負えない苦しい生活を送っている状況に悲しみを覚えます。不快に耐えながら失う一瞬、日々、年月を残念に思うのです。子供時代や十代の頃に異なる習慣を身に付けていたら、人生がどう変わっていたのだろうか、と思うのです。
肥満予防のための秘訣
親は、幼少期から肥満予防のための習慣を始めることが大切です。
- 赤ちゃんや幼児、幼稚園児には、野菜や低脂肪のたんぱく質、果物等加工されていない食品を食べさせましょう。幼少期の食事が、大人になってからの食べ物の好みに影響を与えます。
- 間食は、ポテトチップスやクッキー、甘いものではなく、低脂肪ポップコーンや他の体に良い食べ物を摂りましょう。
- 家族で遊ぼう! 屋外・室内、何処でも家族で遊びましょう。”画面”の前に座る時間を減らし、一緒に活動する時間を作りましょう。子供の生涯にわたる健康的な習慣、そして子供の未来の家族に引き継げる習慣を定着させるのです。
長い一日の終わりには、テレビの前でのんびりしたくなる気持ちも分かります。子供は宿題があるし、親は夕食の準備や家事、他にも数え切れない程やるべき事があるでしょう。
まとめ
家族で活動する時間を毎日15~30分作る努力が出来れば、家族が変わるでしょう。
一緒にすごした時間は、家族がいつも心に抱く大切な思い出になるでしょう。運動により作り出される脳内物質(セロトニン、エンドルフィン、ドーパミン)は、子供の宿題への集中力を高め、親のストレス軽減にも役立ちます。家の周囲を少し歩くだけで、15分程の運動時間になります。何でもいいので、家族が楽しめる活動を選んでみましょう。
しかし、予定表に活動する時間を決めたら、積極的に取り組んで下さい。日常の家事や仕事等から離れ、楽しむ時間にしましょう。やって良かったと思えますし、子供達にもいつかきっと感謝されるでしょう