こんにちは。アレルギーの子供を持つ母、鯖江るいです。アレルギーの子供を持つ私は、幾度となく子供にアレルギー症状が起こり、対処をしてきました。その時の経験をお伝えしていきたいと思います。
アレルギーの検査
私の子供が0歳2か月の時、粉ミルクを飲ませた際に、初めてアレルギー症状が出ました。まだ、わずか0歳2か月でした。血液検査で何に反応しているか検査をして、IgE抗体がどの食品に対してどのくらいあるかを調べてもらいました。乳だけでもカルシウム不足の心配があったのに、調べてみると子どもは、卵がクラス4、小麦が3、乳が3、ピーナッツが2の4種類もアレルギーがありました。
初めて出た食物アレルギーの症状
粉ミルクを飲んで間もなく、はじめは目の周りが赤くなり、顔が赤く膨らんでいき、だんだん頭から足まで体全体が赤くなりブツブツになりました。いつもと違う激しい泣き方をしてぐずっており、どんなにあやしても泣き止みませんでした。
アレルギーの対処法
皮膚科で、ステロイド剤と体に塗るクリーム、アレルギーの飲み薬をもらいました。毎日ステロイドとクリームをお風呂上がりと朝起きてから毎日2回、体全体に塗りました。アレルギーの症状は、治るのに時間がかかりました。まだ小さいのでスポイトでアレルギーの飲み薬を飲ませました。
皮膚科の先生から言われたこと
皮膚科の先生からは、このように言われました。
- 母親も母乳をあげている場合、子供のアレルギーに該当する食品は、取らないようにすること。
- アレルギーの子の皮膚を荒れた状態のままにしておくと、他のアレルギーを起こしたり、喘息になりやすくなってしまう。ステロイドやクリームをしっかり塗って治しておくこと。
- 皮膚に当たったものでもアレルギーを引き起こすので、掃除をしてアレルギー物質が部屋に落ちていない状態にしておくこと。
大変に感じたこと
上の子はアレルギーがなくパンやお菓子など何でも食べるので毎日掃除が大変でした。
母乳をあげていた2歳まで、母親自身もパンも麺も牛乳もチーズも食べられなかったのもつらかったです。
負荷試験後のアレルギー症状と対処
次は負荷試験完了後に出たアレルギーについてお伝えしていきます。
負荷試験で卵と小麦が解除になる
1歳からアレルギーの専門医院で負荷試験を少しずつ始めていき、はじめは卵、次に小麦が食べられるようになりました。アレルギー科の医師にも、卵と小麦のアレルギー解除の指示書を書いてもらい、1歳半には保育園でパンや火の通った卵も食べられるようになりました。
負荷試験後の食物アレルギー発症
1歳8か月、保育園に行くので、朝からパンを食べていました。いつも食べていて大丈夫だったスティックパンを食べていました。30分くらい経ったころ、ふと見ると目の周りが真っ赤でぽつぽつになっていました。そしてみるみる背中と足にも広がっていきました。
アレルギーになった時の対処
急いで薬を飲ませましたが、嫌がって口から出してしまい、ステロイド剤を赤い部分に塗りました。
保育園に今日は休みますと連絡して、会社を休み、病院へ行きました。
アレルギー科の先生に言われたこと
負荷試験を始めてからアレルギー専門の先生にかかるようになりました。
その先生にはこのように言われました。
- 体調があまりよくない時は、大丈夫になった食品でも、アレルギーを起こすことがある。(前日に少し熱があって前日も保育園をお休みしていました。)
- 保育園でも様子を見て、もしパンで頻繁に出るようなら、指示書を変更するので、しばらくは変更しないで何かあったら連絡を入れること。
気を付けなければいけないと感じたこと
朝には熱も下がり、元気そうに見えましたが、前日に熱があったなど体調がまだ戻っていなそうな時は、解除になったアレルギー食品にも気をつけなければいけないと感じました。
初めての食品でのアレルギー
初めてのものを食べた時に出たアレルギーの症状についてお伝えしていきます。
上の子が食べていたものを欲しがる
その日は土曜日で、上の子がお腹がすいたようで、ミックスナッツが食べたいと言い出しました。下の子のアレルゲンであるピーナッツが入っていないミックスナッツが買ってあったので、上の子にあげました。
下の子も保育園でピーナッツは誤飲の可能性があって食べないので、アレルギーの指示書からも解除になっていました。下の子は上の子が食べていたナッツを欲しがり、クルミを1つだけ食べました。
すぐに体中アレルギー症状が出て顔を掻きむしる
その後すぐに、下の子が泣き出しました。そして顔を掻きむしっているのです。顔を見ると真っ赤になってみるみる腕や足まで膨らみだしました。体が熱かったので熱を測ると38度あり、そのあとぐったりして横になりました。
緊急医での対処
緊急医に連絡してすぐに来てくださいとのことだったので、真っ赤で熱い子供を連れて病院へ向かいました。熱を測ると39.5度ありました。診察してもらっている時に息子がガタガタ震えているのがわかり、不安になりました。ようやく2歳になり、もう安心かと思っていた矢先、死んでしまうのではないかと不安がよぎりました。すぐに座薬を入れてもらい、薬を飲ませてもらいました。
病院からの帰り道で子供は眠って、3時間後に起きてからウンチをしました。すると赤みと腫れはうそのようにきれいになくなりました。その後夜も熱は高いまま下がらず、計3回座薬を入れました。
医師の見解
- クルミを食べたことによるアレルギーの可能性より、蕁麻疹になったことによる熱という解釈の方が可能性が高い。(だが、食物アレルギーの可能性がないわけではない。)
- 震えはアレルギーからというわけではなく、高熱が出たことによって悪寒が出ているためである。
気を付けなければいけないと感じたこと
確認不足でしたが、クルミは28品目の中に入っていました。初めて食べるアレルギー食品は、気を付けなければいけないと感じた出来事でした。
まとめ
アレルギーが出た時は、万が一の可能性がありますし、何があるかわからないのですぐ対処したほうがいいとアレルギーを経験して感じます。症状を確認したら、薬を飲ませて、ステロイド等の薬を患部に塗って、少しでもかゆみや症状を和らげて、なるべく早めに受診しています。まだまだうちもアレルギーとは長い付き合いになりそうです。その期間も楽しい食事ができるようにしつつ付き合っていけるといいですね。