こんにちは。アレルギーの子供を持つ母、鯖江るいです。うちの下の子がアレルギーを持っていることがわかりました。この記事では、その子に一番最初に起きたアレルギーの症状や、症状が出た時のこと、どうしてアレルギーであることがわかったのか、実際におこなったアレルギーの検査方法についてもお伝えしていきますね。
最近の子供のアレルギー事情は?
最近、お子さんはアレルギーをお持ちですか?とどこに行っても聞かれるようになりました。スーパーの試食コーナーでさえ、「アレルギーはございませんか?」と聞かれ、イベントの預かりでは必ず事前にアレルギーがあるかどうか聞き取りが行われ、幼稚園、保育園、こども園、預かり保育などでは、アレルギーに関する診断書と毎月のごはんとおやつをどうしていくか毎月しっかり取り決めが行われています。
アレルギーが増えている!
アレルギーを抱える子どもは、この5年間でなんと2倍に増加しています。現在、日本などのいわゆる先進国と呼ばれる国々で、花粉症や喘息、食物アレルギーなどのアレルギー性疾患の患者さんの数は増加傾向にあります。例えばわが国では、最近では小学校低学年児童にまで花粉症が見られるようになっています。
一方で、いわゆる発展途上国では、アレルギー性疾患はそれほど増えていません。産まれてからあまりに清潔な環境で過ごし、感染を受ける機会が少ないという環境が、アレルギーの発症を引き起こしやすくしているというのが現在の仮説の1つのようです。また、小さい子の場合、腸内細菌環境などの内部環境がまだ未熟なこともアレルギー誘発の一因になるそうです。
どうしてアレルギーだということがわかったのか?
私の子供が0歳2か月の時、はじめて粉ミルクを飲ませた際に、じんましんが起こりました。初めは目の周りが赤くなり、顔が赤く膨らんでいき、だんだん頭から足まで体全体が赤くなり、いつもと違う激しい泣き方をしてぐずっており、どんなにあやしても泣き止みませんでした。
その子の上に小学生の兄がいるので、兄もよく乳児湿疹や蕁麻疹になって病院にかかっていたため、その経験からよくある乳児湿疹?と思い、近くの小児科に向かいました。しかし病院の先生に聞いてみると、乳児湿疹の症状とは異なっているので、もしかしたら何かしらの食べ物に反応しているかもしれないので、皮膚科を受診してくださいと言われました。
近くの皮膚科を受診
それから次の日に、近くの皮膚科を受診しました。すると、アレルゲンを特定するために、どのものに体が反応しているのか血液検査をする必要があること、そして今(0歳2ヶ月)の段階では月齢が小さすぎて血液を採取できないこと。0歳4ヶ月まで待つ必要があることを言われました。
そして、今回反応したミルクに含まれる乳、そして乳が入っているパン、チーズが入っているものは母親も一切取らないように言われてきました。そして子供にステロイド剤と混ざっているクリームとじんましんを抑える飲み薬が処方されました。
血液検査で何に反応しているか検査
ようやく0歳4ヶ月になり、血液検査を実施しました。初めに反応が出た際に粉ミルクを飲んでいたのでミルクに含まれる乳と、一般的に反応が出やすいと言われている卵、大豆、小麦、ナッツの5種類に反応するか見てもらいました。まだ乳児で小さいことから腕からの血液採取ができないということで、頭から血液を採取しました。
血液検査でのアレルゲンはどうやってわかるのか?
血液を検査して、IgE抗体があるかどうかを調べてもらいました。結果は0~6といった抗体価(スコア・クラス)で表示されます。スコアが高いほど、抗体がたくさんあることを示しています。(高いほど反応が強く出る可能性があるということです。)
数値はどう解釈すればいいの?
子どもは、卵がクラス4、小麦が3、乳が3、ピーナッツが2、大豆が0との診断でした。母乳だったため、1歳までは母子とも完全除去と病院から言われました。粉ミルクも乳が入った粉ミルクは使えず、アレルギー対応の粉ミルクを買って使っていました。
1歳になった時点から負荷試験を始めるとのこと。今回の血液検査の抗体価の値だけにとらわれずに、除去が必要かどうかを判断するためには食物負荷試験が必要だそうです。抗体価の高さと症状の強さは、一致するとは限らないそうです。例えば、卵白がクラス4でもゆで卵が食べられる人がいます。一方、クラス2でもアナフィラキシーを起こす人がいます。また、食物の除去をしても、抗体価が下がるとは限らないと言われました。
遺伝と関係があるの?
病院で、「ご家族にアレルギーの方はいらっしゃいますか?」と聞かれることがよくあると思います。
私も夫も上の子も食物アレルギーは持っていません。しかし私は、花粉症で金属アレルギー,夫は、花粉症とラテックスアレルギー,上の子は、花粉症を持っています。実際、親子そろってアレルギー持ちではあっても、その対象となっているものが異なったりすることも多いと病院で言われました。
まとめ
アレルギーの疑いがある場合、早めに診察をして、どのアレルゲンに反応しているのかがわかれば、早めに対処することができます。小さい子は症状を伝えられないので、早めに不快な症状を取り除いてあげられるといですね。お子さんがアレルギーかも…と不安を抱えている方はぜひこの記事を参考にしてくださいね。