ママモル

子供の健康を守る米国のサイト『Safbaby』が運営するウェブマガジン

子供がアレルギーと分かって不安に思ったことと、その経過。

 こんにちは。アレルギーの子供を持つ母、鯖江るいです。子供にアレルギーが発覚したとき、これからの不安がいろいろと頭をよぎりました。その中の3つをピックアップして、どんな不安を感じたのか、そしてその経過、結果将来その不安はどうなったのかを見ていきたいと思います。

もう上の子やお友達と半分こはできないの?

 上の子はアレルギーもなく何でも食べられるので、兄弟でもう半分こはできなくなってしまったのか。お友達とおやつを安心して食べられないのか。下の子に我慢をさせることになりはしないか。誤食してしまうことがありはしないか、不安に思いました。

子供のアレルギー

 0歳2ヶ月の時、初めて粉ミルクでアレルギーが出てから、血液検査で何に反応しているか検査をして、IgE抗体がどの食品に対してどのくらいあるかを調べてもらいました。調べてみると子どもは、卵がクラス4、小麦が3、乳が3、ピーナッツが2。4種類ものアレルギーがありました。

不安の経過

 下の子は、まだ0歳だったので上の子の食べるものを欲しがることもありませんでした。1歳になってだんだん食べるものが増えてくるころには、上の子も気を付けて離れて食べるなど工夫や気を付けてくれるようになりました。そして、他のお友達と会う時も、アレルギーのことを事前に話しておくことで問題なく対応することができました。

結果どうなったか

 1歳からアレルギー食品の負荷試験を始めて、1歳半には4種類のアレルギー食品の中の卵と小麦が解除になったので、小麦のお菓子もパンもそれからは、きょうだいで半分こできるようになって、半分こーというほほえましい姿が見られるようになりました。
 今は、アレルギーの子供が増えていることもあって、アレルギーに対する理解がしっかりされていて、他のお母さんや、お兄ちゃんのお友達など子供だけで家に遊びにくる場合も理解を示してくれ、気を付けてくれています。

離乳食を始める時期は?

 離乳食は、保健センターで相談した栄養士さんからアレルギーなので少し遅めに開始してみてと言われたので6ヶ月から始めました。食べられるものが少ないのでは、栄養が偏るのでは、離乳食づくりが大変なのでは、という不安がありました。

離乳食はどうしていけばいいの?

 子供は、卵と小麦と牛乳とナッツが使えませんでしたが、調べたり聞いたりしてみると意外と利用できる調味料や食材があることがわかってきました。また、母乳育児だったため、母子とも乳が取れないことでカルシウムの心配をしていましたが、どうしてそれを解消できたのかもお伝えしていきます。

卵、小麦、乳アレルギーでも食べられる食品

 最近はいろいろな製品があり、便利になってきました。その中の一部をお伝えします。

  • ラーメンは米麺のフォーが食べられる。
  • パスタも米の麺のパスタがイオン等に売っている。
  • 米粉と豆乳でパンが焼けるし、米粉のみの(小麦が入っていない)パンも購入できる。
  • お菓子は米でできたおせんべい(赤ちゃんせんべい含む)やポテトチップスなどのじゃがいも製品やとうもろこしが原料のものは食べられる。
  • シチューやカレーには小麦や乳成分が含まれていないものがある。(カレーの王子様、豆乳のシチューなどがあります。)

離乳食は便利な製品が出ており問題ありませんでした

 また和風の煮物やコーンスターチを使ったいももちなども喜んで食べました。いももちなら手で持って食べられるので手を使う練習にもなりましたし、汚れが少なく食べられました。コンソメスープの素も活用できたので和食だけでなく味のバリエーションも増やせました。

アレルギーでの栄養、カルシウム不足、皆と同じものを食べられないことの不安

 乳アレルギーで乳が取れないことによる骨の形成に大切なカルシウムが取れないことを心配していました。母乳をあげている母も乳製品が取れなく、母乳でも与えられなかったので不安でした。

カルシウム不足の不安

 しかし、豆乳や大豆製品には牛乳ほどではないが、カルシウムが含まれていると栄養士さんに教えていただいて、積極的に豆乳や大豆製品を摂取していました。離乳食にもミルク粥を米粉のパンと豆乳で代用して作っていました。またアレルギー対応ミルクにはカルシウムがしっかり含まれているとのことだったので、母乳と併用して栄養のために飲ませていました。

保育園のパンの日と給食の牛乳の代用は?

 保育園のパンの日には、小麦が入っていないパンを家から持っていきました。手作りの場合は、米粉と少しの砂糖と豆乳でホットケーキを焼いたり、米粉のパンを焼いて持って行っていました。市販のコメ粉のみで作られたパンも併用して持って行っていました。0歳までは、園でアレルギーミルクを飲ませてもらい、1歳を過ぎたら豆乳を飲ませてもらいました。

結果どうなったか

 アレルギーの子は問題なく成長しています。アレルギーながらも上の子の3倍の量を食べます。骨も背も問題なく成長しています。母も下の子が1歳の時に骨密度検査をしましたが、年齢平均から99.8%で骨密度も問題なしでした。

まとめ

 アレルギーだとわかったときの不安はまだ現在2歳になったばかりですが、試行錯誤の末、だいぶ解消してきました。ただでさえストレスフルな子育て。少しでも不安を少なくしていきたいですね。その際にこの経験と記事が参考になれば幸いです。

著者情報

鯖江るい

働きながら2児の男の子を育てるママです。上の子がADD、下の子がアレルギーを持っています。

EARTH CHILD アースチャイルド


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