こんにちは。物心つく前からアトピーをわずらい、以後、40数年アトピーと戦っている出雲ゆき子です。ところでみなさんは、指先が割れませんか?私は割れています。今も割れた指先に衝撃を感じながらキーボードをたたいています。
悲惨な指割れはなぜ起こる?
毎年、冬は、割れた指先との格闘の日々が続きます。格闘の日々は、たいてい次のように始まります。
指先がかゆい
→皮膚の下に細かなぶつぶつが大量に生じる
→掻く。皮膚が少し破れる
→敗れた皮膚が元通りにならない
→皮膚だけでなく肉が割れる
指先がかゆくならずに指割れが起こることもあります。かゆみを伴わない指割れは、次の流れで起こります。
指先が乾燥する
→指先の皮がめくれる
→保湿クリームやハンドクリームを塗っても皮が元通りにならない
→めくれた部分の肉が割れる
粘着部分に触れるとかゆくなる
肉が割れたら、ちょっとやそっとでは元通りになりません。雑菌が入らないように絆創膏やガーゼを巻いてカバーしますが、絆創膏やサージカルテープの粘着部分にあたったところがかゆくなったりして、肉割れとかゆみ(もしくは肌荒れ)の二重苦を味わうことにもなるのです。
絆創膏を巻いても治らない
絆創膏を巻くと肉割れした部分に雑菌が入りにくくなります。しかも、時折肉割れ部分から出る透明の液体や血が周辺を汚すことも減りますので、日常生活は送りやすくなります。しかし、絆創膏を巻いても、肉割れ自体は治癒しないんですよね。1ヶ月ほど巻いていれば肉割れした部分がくっついて通常の皮膚になることもありますが、治ったと思って絆創膏を取ってしまうと、数時間後あるいは数日後にはまた肉割れが生じてしまうのです。結局、春になって大気がうるおうまで肉割れは解消されません。
肉割れには自然治癒力を高める絆創膏!
一度肉割れしてしまうと、治癒までに長い時間がかかります。最悪の場合は春になるまで治りませんので、数ヶ月間、肉割れした状態で過ごさなくてはならなくなります。しかし、最近、肉割れを1週間ほどで治すアイテムを発見しました。ありえないほどの早さで治るので、感動で思わず震えてしまったほどです。
私を感動で震えさせたアイテムとは、ドラッグストアやコンビニエンスストアで手に入る「自然治癒力を高める絆創膏」です。肉割れした部分にまくだけで、1週間後にはほとんど感知してしまいます。肉割れした部分がくっついているだけでなく、肉の上の皮膚もほぼ元通りになり、かさつきもなくなります。
粘着部分がかゆくならないのも嬉しい
通常の絆創膏は、粘着部分が皮膚に当たると、すぐにかゆみが出て肌荒れしてしまいます。元々の傷口以上に粘着部分に当たった皮膚が荒れることもあり、私にとってはできれば使いたくないアイテムです。しかし、自然治癒力を高める絆創膏は、粘着部分の粘着成分が異なるのか、長時間巻いていても全然かゆくならないんですよね。「かゆくならずに巻ける」というだけでも、自然治癒力を高める絆創膏は私には評価すべきアイテムなんです。
水が入りにくいのも嬉しい
自然治癒力を高める絆創膏は、ガーゼ部分がないため、皮膚に絆創膏全体が密着することが特徴です。ガーゼ部分のある絆創膏は、ガーゼ部分が浮いてしまって水が入り込み、剥がれの原因になりますよね。しかし、自然治癒力を高める絆創膏はガーゼ部分がありませんから、長期間にわたって肌に密着したまま装着させることができます。何度も貼り換えていると治りが遅くなりますので、密着できる自然治癒力を高める絆創膏は嬉しいアイテムと言えるのです。
肉割れが広域に及ぶときはどうする?
とりわけ冬には手放せない自然治癒力を高める絆創膏ですが、サイズが通常の絆創膏よりも小さいという欠点があります。もっとも大きなサイズの自然治癒力を高める絆創膏でも、通常の絆創膏のスタンダードサイズ程度ですので、肉割れした部分が広いときは全体をカバーできないのです。
カバーできないと、自然治癒力を高める絆創膏の縁にあたった部分がかぶれてくることがあります。絆創膏を貼る前よりもかゆくなったり、肌荒れが悪化したりして、感知するまでの時間が長引いてしまったりすることもあるのです。
スポット用の絆創膏とガーゼの合わせ技
肉割れが広範囲に起こっているときでも、肌荒れしている皮膚全体が肉割れしているわけではありませんよね。肉割れしている部分と単に荒れている部分が入り混じっていますので、よく見ると患部が広いわけではないのです。
肉割れしている部分だけにスポット用の小さな自然治癒力を高める絆創膏を貼りましょう。手のひら全体に3か所ほど肉割れ部分があるのなら、肉割れした部分が絆創膏の中心部分になるように注意して、丁寧に自然治癒力を高める絆創膏を貼ってください。そのあとで、スポット用の絆創膏を貼った手のひら全体をガーゼや通常の絆創膏のビッグサイズで覆います。スポット用の絆創膏は剥がれやすいですので、かならず最後に全体をガーゼや通常の絆創膏で覆うようにしてくださいね。
絆創膏を貼る前に軟膏は塗らない
傷を治療する家庭用の軟膏は、肉割れにはあまり効果がありません。今までに何度も肉割れ部分に家庭用軟膏を塗ってみましたが、肉割れがましになったことは一度もなく、返って、軟膏をすりこむときに摩擦熱が生じてかゆみが増大してしまうことが多かったです。切り傷や擦り傷には家庭用軟膏が欠かせませんが、肉割れしてしまったときは、軟膏ではなく自然治癒力を高める絆創膏をおすすめします。
また、家庭用軟膏を塗ると、軟膏の油分で絆創膏やサージカルテープの粘着力が落ちてしまう点も問題です。長期間絆創膏を剥がさずに貼り続けることが、肉割れ完治の最大かつ有効的な治療方法ですから、軟膏を塗って粘着力を落としてしまうのは、決して推奨されることではありません。雑菌が気になるときは丁寧に手洗いし、十分に乾かしてから自然治癒力を高める絆創膏を貼りましょう。特に雑菌が気にならない時も、十分に手の汚れを落としたうえで、乾いた手指に自然治癒力を高める絆創膏を貼ってください。
絆創膏を剥がすタイミング
通常は、自然治癒力を高める絆創膏を貼ってから1週間前後で肉割れは完治します。しかし、肉割れが深いときや幅が広いときは、1週間では治らないこともあります。「完治した」と思って、皮膚だけがくっついていて肉の奥がくっついていない状態で絆創膏を剥がしてしまうと、すぐに皮膚が破れて再度肉割れしてしまうことがあるのです。絆創膏を剥がす前に、本当に肉割れがくっついたか厳しく見極める必要があると言えるでしょう。
絆創膏の上から押してみよう
自然治癒力を高める絆創膏を貼った上から、肉割れした部分を押してみましょう。まだ肉割れが完治していないときは、かすかなかゆみを感じます。少なくとも私はこの方法でチェックして一度も絆創膏をはがすタイミングを外したことがないので、ぜひかゆみがあるかないかを確認してみてくださいね。
常備しておきたい自然治癒力を高める絆創膏
今までどうしようもできなかった肉割れが、自然治癒力を高める絆創膏の出現で家庭でも治療できるようになりました。ご家庭に常備するだけでなく、おでかけのときのポーチにも1つ、2つ入れておくことをおすすめします。