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ブロッコリーはスーパーフード!栄養素がかなり高く、ボディービルダーの必須野菜だった!

 無駄な脂肪がなく、筋肉質で引き締まったボディービルダーの体。身体を鍛えつつも絞り込むために、ストイックなエクササイズが不可欠なのは当然です。ボディービルダーというと肉や魚、大豆などのタンパク質を意識した食べ物を食べているイメージがありますが、実は、野菜も豊富に摂取しているのです。その中でも、栄養素が高いことでボディービルダーから高い支持を集めているのがブロッコリーです。ブロッコリーの魅力についてまとめました。

ブロッコリーの栄養価がすごい!

 メイン料理の付け合わせとして使われることが多いブロッコリー。しかし、その栄養価はメイン級なのです。ブロッコリーに特に多く含まれる栄養素を見ていきましょう。

ビタミンCが豊富!

 ビタミンCは、抗酸化作用があるだけでなく美白効果も注目されている栄養素です。いつまでも若々しく健康で生活したい人はもちろん、美容を心がけている人も積極的に摂取したい成分ですよね。また、肌や髪の美しさを保つためにも欠かせないコラーゲンは、ビタミンCがないと体内で合成できません。

 ビタミンCが豊富に含まれた食品というと、レモンやミカン、イチゴなどのフルーツを思い浮かべるのではないでしょうか。しかし、フルーツだから大量のビタミンCが含まれているとは、一概に断言することはできません。実際のところ、ブロッコリーにはフルーツにも劣らない量の豊富なビタミンCが含まれているのです。

 例えばブロッコリー100グラムには、約120㎎のビタミンCが含まれています。一方、レモン100グラムに含まれているビタミンCの量は約100㎎です。レモンを大量に食べることができませんが、ブロッコリーなら酸っぱさがないので一度にたくさん食べられますよね。効率よくビタミンCを摂取したいなら、レモンよりもブロッコリーだと言えるのです。

葉酸を積極的に摂取したいときもブロッコリー

 葉酸は、DNAの合成にも不可欠なビタミンです。妊娠前と妊娠中のお母さんが葉酸をしっかりと摂取すると、赤ちゃんが神経管閉鎖障害になるリスクを下げることできるため、厚生労働省では妊活中と妊娠中は400㎍の葉酸を摂取するようにと勧めています。なお、妊活中・妊娠中以外の成人は、1日当たり240㎍の葉酸を摂取することが推奨されています。

 ブロッコリーは、葉酸が豊富に含まれる食品です。100グラムあたり200㎍もの葉酸を含んでいますので、少量で効率よく葉酸を摂取できます。ただし、食事として摂取した栄養素がすべて吸収されるわけではありませんので、妊活中や妊娠中は、食事から葉酸を取り入れるだけでなく、サプリメントも適切に服用することが勧められます。

食物繊維も豊富に含まれている

 食物繊維は、糖質とタンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルに続く「第六の栄養素」と呼ばれるほど、人間が健康に生きていくには不可欠な栄養素です。食物繊維が不足すると便秘がちになって、体内に老廃物が蓄積するようになったり、吹き出物や腹痛などの症状が出ることもあります。毎日を健康かつ快適に過ごすためにも、食物繊維は意識して摂取したい栄養素なのです。

 食物繊維が豊富な野菜というと、キャベツを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。たしかにキャベツは食物繊維が多く、100グラム当たり1.8グラムも含まれています。しかし、ブロッコリー100グラムには、食物繊維が4.4グラムも含まれており、キャベツの約2.5倍も効率よく食物繊維を摂取できます。

 しかも、キャベツはかさ高い野菜ですので、100グラムを食べるだけでも容易なことではありません。一方、ブロッコリーは量に比べて重量が重い野菜ですので、1食で100グラム食べるのも簡単です。日本人の成人は1日当たり食物繊維が6~7グラムほど不足しているといわれていますので、不足する食物繊維を補うためにも、ブロッコリーを積極的に食べたいですね。

カリウムが豊富だから血圧が気になる人にもおすすめ

 高血圧の人は、血液中のナトリウム濃度を低くするために食塩摂取量を控える必要がありますが、カリウムを積極的に摂取することも大切です。カリウムをしっかりと摂取すると、腎臓にナトリウムが再吸収されることを予防でき、血圧上昇も抑制できるのです。

 例えばニンジンはカリウムが豊富に含まれる食材で、可食部100グラム当たり300㎎ものカリウムが含まれます。しかし、カリウムは皮部分に多く含まれるため、皮をむくと、100グラム当たりのカリウム量は270㎎まで落ちてしまいます。

 一方、ブロッコリーは、皮がないため全部残さず食べることができ、しかも100グラム当たり360㎎ものカリウムを摂取できます。高血圧と診断された人も、高血圧予防対策を始めたい人も、ブロッコリーを意識的に食べることをおすすめします。

ボディービルダーがブロッコリーを好む理由

 ブロッコリーがスーパーフードと呼ばれる理由は、お分かりいただけたのではないでしょうか。含まれるビタミンやミネラルの種類が多いだけでなく、含有量も多いため、他の野菜や果物よりも効率よく栄養摂取ができます。もちろん、さまざまな食材からまんべんなく栄養素を摂取することが大切ですが、お弁当に野菜が足りないときやちょっと一品おかずを足したいときなどには、ブロッコリーで彩りと栄養バランスを手軽にアップさせたいですね。

 では、ブロッコリーは、なぜボディービルダーに特におすすめの野菜と言えるのでしょうか。ブロッコリーには、ボディービルダーが気にするタンパク質が豊富に含まれているわけでもありませんから、なぜブロッコリーを意識的に食べるのか気になりますよね。

ブロッコリーには女性ホルモンの分泌を抑制する効果がある

 女性ホルモンの1つ、エストロゲンには、脂肪を蓄積させ、筋肉の増加を抑制する働きがあります。エストロゲンの分泌が増えると女性らしいまるみを帯びた体になるのも、エストロゲンの脂肪蓄積効果と筋肉抑制効果によるものです。脂肪を極力減らし、筋肉量を増やしたいボディービルダーにとっては、あまり好ましい成分とは言えませんよね。

 ブロッコリーにはインドリルメタンと呼ばれる成分が含まれていますが、インドリルメタンはエストロゲンの分泌を抑制する作用があります。つまり、インドリルメタンが豊富なブロッコリーを食べることで、筋肉がつきやすい身体にすることができるのです。また、ブロッコリーには、インドール3カルビノールという成分も含まれており、これにもエストロゲンを抑制する作用があります。ビタミン不足を補うだけでなく、しっかりと筋肉を付けるためにも、ブロッコリーを食べるボディービルダーが多いのです。

ブロッコリーを食べるのはトレーニング前?後?

 ブロッコリーを食べるベストのタイミングは、脂肪が燃焼するトレーニング後です。余分な脂肪をつけないためにも、ノンオイルドレッシングをかけるか、何もかけない状態でブロッコリーを食べたいですね。

手軽に手に入るスーパーフード

 マルチな栄養が豊富に入っているスーパーフード。しかし、アマランサスやキヌア、チアシードなど、普通のスーパーマーケットでは手に入りにくい食材がほとんどですよね。でも、ブロッコリーならどこでも簡単に手に入ります。日常使いのスーパーフードとして、ブロッコリーを見直してみてはいかがでしょうか。

著者情報

ママモル編集部

子供の健康を守る米国のサイト『Safbaby』が運営するウェブマガジン『ママモル』の編集部です。

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