母親になると、意外と多くの子どもが耳感染症にかかっていることに気づかされます。私の子どものお友達でも耳感染症にかかった子どもが3人、またその中には二重感染している子もいます。では、統計的にどのくらいの子どもが耳感染症にかかっているのでしょうか。また、どうしてたくさんの子どもが耳感染症にかかるのでしょうか?
“幼児は耳管が短く(約1.27センチ)、水平であるため、耳感染症の影響を受けやすくなります。大人になると、耳管は約3倍の3.81センチになり、垂直になっていくため、液体を外へ出しやすくします。耳感染症は子どもが最もかかりやすい病気の一つです。米国小児科学会では、ほとんどの子どもが3歳までに一度は耳感染症を経験するとしています” 1
大体のお医者さんが耳感染症には抗生物質の飲み薬を処方するのに対し、専門家のジェイ・ゴードン医師は別の安全な治療法を推奨しています。今日はみなさんにその治療法をお伝えしたいと思います。
ジェイ・ゴードン医師が推奨する、子どもが耳感染症にかかった場合のその自然療法とは…
“耳感染症の原因はウィルスまたはバクテリアです。 子どもがかかる他の感染症と同じように、ほとんどの耳感染症の原因がウィルスからであれば、抗生物質は全く効かないでしょう。耳感染症については、医学文献でも論争を呼んでおり、耳感染症には抗生物質が全く必要ないという意見もあります。
中耳炎を含む感染症の多くは、抗生物質による治療ですぐに効果が見られたり、良い反応を示したりするでしょう。しかしお医者さん患者さんは共に、抗生物質による副作用を軽んじているのではないかと思います。腸内の酵母菌増殖、口腔カンジタ症、膣内またはオムツのあたる部分のイースト菌感染症から下痢まですべて抗生物質が原因なのです。また、抗生物質にアレルギー反応を持っている人もいます。
もしかすると、最も軽視されているものは、バクテリアの繁殖かもしれません。バクテリアは、感染症を治すために服用する薬に抵抗力を持っています。よって私は、抗生物質は感染症が健康や安全を脅かす場合、他の様々な治療法を試しても効かなかった場合のみに使用するのがいいと考えます。
私は耳感染症をアレルギー対策法(乳製品をさける、ホコリ除去、羽毛の枕や布団を使用しないこと等)で予防し、ハーブやホメオパシー療法で治療します。私はその治療法の正式なトレーニングを受けていますが、まだ権威者と呼ばれるまでには至っていません。
しかし、今までの患者さんや子どもたちの反応を何年も見てきたことでかなりの経験を積んでいます。
私はMullein Garlic Ear Oil を1日〜2日間、1時間おきに耳に滴らし、プルサチラ6x or 12C(私が処方するものはホメオパシー標準値に反しますが、 それでも効果があります)やラケシスをホメオパシーのように2日間、1時間おきに使用します。
Eldertussin は漢方薬で、ウィルスの増殖を妨げます。私はこのエッセンスを幼い子どもに処方しています。そして、薬用ドロップの方はよちよち歩きの子どもやもう少し上の子どもにも使用します。(お母さんには大変ですが、こちらも1時間おきに使用します)投与量は購入したボトルから計算されます。
さらに、免疫機能を高めるために、ビタミンC (500 mg/日、但し年齢による、10歳から成人までは最大5000 mg) と亜鉛(5-15 mg/日)を処方します。
エキナセアもまた免疫機能を刺激する良いハーブで、ひどいアレルギーを持つ子どもや自己免疫に問題のある子どもを除いて、すべての子どもに使用しています。
耳感染症の治療や予防には、乳製品をさけることがとても重要です。そして多くの人がカルシウムを強化した飲み物(お米のジュース、オレンジジュース等)または、サプリメントで補っています。
痛みの抑制には、ハーブかタイレノール系の薬がよいでしょう。
また、耳に温湿布をすることで血流を増加させることで、治りを早めることができます。”