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子供の健康を守る米国のサイト『Safbaby』が運営するウェブマガジン

子供の免疫を上げる方法

 文:SafBaby      編集者:Yayoi

近年、ジカ熱やエボラ出血熱、H1N1型鳥インフルエンザなど、急激で大規模な病気の流行が増えています。それに対して不安を感じる方も多いと思います。お子様の免疫力が弱いと、病気にかかったときに深刻な状況になりかねません。

それでは子供の免疫力はどのようにあげればいいのでしょうか。今回は、その方法を紹介します。

1人の親として、できるだけ自然な方法で子供たちの身体の強化システムを発達させていくことが病気に対する一番の方法です。

この記事では、子供や乳児の免疫機能を高め、活発な免疫システムを構築する自然な方法に焦点をあて、風邪や他の一般的な病に使える自然な治療法やハーブ療法をご紹介します。

子供の健康全般をケアするための基本とは?

  1. 食事 自然食品を豊富に含んだ食事は、健全な免疫システムを維持するための良い方法です。特に、プロバイオティクス(腸の善玉菌)を日々の食事の一部に取り入れるべきです。体調が良くない時は特に、精製された砂糖の摂取を極力控えてください。牛乳・小麦・かんきつ類の摂取を避けることも鼻づまりの抑制に役立ちます。
  2. 運動 お子さんが現在、病気にかかっていないなら、体を動かすように促しましょう。理想的なのは屋外の新鮮な空気のもとで運動することです。もし寒いなら着込んでも構いません。
  3. 定期的な手洗い 手を洗う際の「鉄板の法則」は、「ハッピーバースデートゥーユー」を2回歌いきるまで洗い続けることです。このとき、「トリクロサン」を含む抗菌ソープの使用は避けてください。

風邪をひきかけたときに免疫機能を高める自然食品

食べ物がもつ治癒力を知ることは免疫力を高める上でとても重要です。

  • 水分の摂取量を増やしてください。逆に、砂糖・乳製品・小麦・オレンジの摂取は減らしてください。
  • カボチャの種をぜひ一度食べてみてください!カボチャの種には、初期感染時のウイルスの増殖を抑える亜鉛が豊富に含まれています。
  • ベリー類と酸っぱい果物もききます!ビタミンCとビオフラボノイドが豊富で、免疫反応を補助します。
  • ニンニクは素晴らしい抗ウイルス食物です。生か軽く加熱した状態であなたの食事に加えてください。
    参考レシピ:「ガーリック・レモネード」
     新鮮なにんにく3片をみじん切りにし、1リットル程度のガラス密閉ビンに入れます。
     沸騰したお湯をいっぱいに注ぎ入れ蓋をし、30分置きます。
     にんにくを濾して取り除き、煮汁に丸ごと1個分のレモン果汁を加えます。
     はちみつやメープルシロップで甘みをつけて出来上がり。
     ※お好みで、血流を良くする生姜やシナモンを加えます。
    このレシピの材料には、体を温め血液循環を高める効果があります。
  • タイムも抗ウイルス作用を持つ素晴らしいスパイスです。お茶として煮出して飲むか、食事に取り入れましょう。
  • オニオン・シロップ
     レシピ:中くらいサイズの玉ねぎ1個のスライスと、未精製の砂糖1~2カップを用意します。
     ガラスの瓶に、スライスした玉ねぎと砂糖を層にして重ね、すき間なく入れます。
     涼しい場所に1~2日置き、砂糖が溶けたら玉ねぎを取り出し、はちみつを注ぎ入れ冷蔵庫で保存します。
    咳やうっ血、風邪の予防に1日に3回、小さじ半分から1杯飲んでください。

耳の感染症への自然療法

玉ねぎ半分を布ふきんにくるみ、柔らかくなるまで煮てください。その後、あら熱をとった布を耳にあてると、痛みが和らぎます。ぜひ試してみてください。(でも、お子さんによっては嫌がるかもしれませんね。)

赤ちゃんや子供の、カンジダ症などのイースト感染による発疹への自然療法

 全乳のプレーンヨーグルトを症状のある場所に擦りこんでください。 プロバイオティクスを日々の食事に加えるのがもっともよい予防法ですが、症状が突然発生した場合、局所的に皮膚に塗布しても効果が見られます。全乳ヨーグルト内の脂肪分は、肌の痒みやヒリヒリ感を和らげ、細菌の群生でイースト菌の死滅をうながします。

 ココナッツオイルでイースト菌の細胞内の核を破壊し、カンジタを死滅させることができます。1日に1~2回、局部に擦りこんでください。これは防菌作用や抗菌作用等も備えています。

お子さんがオムツを使用しているのであれば、たまにオムツを脱がせて何も履かずに過ごし、太陽や空気に肌を触れさせる時間を取りましょう。(ただし、必ずしも可能とは限らないかもしれませんが)。

出来る限り長い時間、裸の状態で子供を走り回らせることで湿気を帯びた部位や発疹に良い効果がもたらされます。

オムツに覆われた部分は、常に湿気に接してムレているので、空気を通すことが大事なのです。

即効性のある何かが必要で、上記の食材が自宅にない場合、マリーゴールドの軟膏アロエベラが症状を緩和するかもしれません。

実践する場合の注意

さまざまな自然療法を学ぶのは良いのですが、欲張りすぎて1度にあまりにも多くの「治療法」を実践し過ぎないことも大事です。クリームを頻繁に変えるなど、短期間で多くの変化を加えると症状の悪化につながることもあるので気を付けましょう。

著者情報

EARTH CHILD アースチャイルド


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