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子供はいつから歯医者に行くべき?

 歯並びや歯の健康に対する意識が高まってきています。子供の歯も、歯並びや虫歯が気になりますよね。子供はいつから歯医者に行くべきなのかについて解説します。

乳歯が生えたら最初の検診に行こう

 乳歯はエナメル層も象牙質も薄く、少し母乳やミルクが残っているだけでも虫歯になってしまうことがあります。乳歯が生えたら、歯のケア方法を教えてもらうためにも、一度、歯医者で見てもらうことをおすすめします。

通いやすさが重要

 歯の検診は定期的に受けなくてはなりません。有名な歯医者で検診を受けるのも良いのですが、家から近い歯医者や駅の近くなどの通いやすい歯医者を選ぶことをおすすめします。行ってみて合わないと感じたときは、別の歯医者に変えましょう。お父さんやお母さんが「ここなら気軽に通える」と思える歯医者を見つけてください。

保育園や幼稚園の検診では充分ではない

 保育園や幼稚園に通うようになると、1年に1~2回程度、歯科医師による検診を受けるようになります。その際、かみ合わせや歯の生え具合、虫歯などをチェックしてもらいます。

 しかし、保育園や幼稚園での検診はあくまでも「簡単にチェックしただけ」です。大勢の子供たちを半ば流れ作業的に目立つトラブルはないのかとチェックしているだけですから、見落としもありますし、歯茎の内部で起こっているトラブルを未然に把握することはできません。

2~3ヶ月に一度は歯医者で検診を

 学校検診ではなく、個人的に歯医者に行って、詳しく検診をしてもらうことをおすすめします。乳歯は薄く弱いため、虫歯の進行が速く、「おかしいな」と思ったときにはすでに深刻な状況になっていることも少なくありません。2~3ヶ月に一度はかかりつけの歯医者に行き、検診を受けるようにしてください。

クリーニングもしてもらおう

 検診を受けたついでに、歯のクリーニングもしてもらいましょう。歯の隙間や裏側など、意外と磨き残していることもあります。フッ素でコーティングしてくれる歯医者も多いですので、虫歯予防のためにもクリーニングをおすすめします。

歯磨き指導もしてもらおう

 乳歯が大体生えそろったら、歯磨き指導もしてもらいましょう。歯を磨くことの大切さを早い時期に教わることで、歯の健康を守っていくことができるのです。もちろん、歯磨きを子供自身がするようになっても、親の仕上げ磨きは必要です。毎日朝晩は必ず親が仕上げ磨きをし、歯をきれいに保つように家庭でも指導していきましょう。

虫歯のサインはどう発見する?

 定期健診で2~3ヶ月に一度歯医者に通っていても、虫歯になってしまうことがあります。早めに虫歯のサインを読み取り、虫歯が進行する前に治療を受けさせるようにしなくてはなりません。お子さんに次の様子が見られたら、虫歯の可能性があります。早めに歯医者に行きましょう。

食べ物が入っていないのに口をモゴモゴ動かす

 食べ物が口に入っていないはずなのに、モゴモゴと口を動かしていることが増えたら、虫歯のサインかもしれません。舌で歯を押すようなしぐさをするようになったときも、早めに歯医者に連れていく方が良いでしょう。

片側の歯だけで噛む

 片方の歯だけで噛んでいることに気づいたら、歯医者に行くことをおすすめします。じんわりとした痛みに関しては「痛い」と表現しない子供も多くいますので、早めに親が察知して、歯科医院に連れていきましょう。

口の中に指を入れることが増えた

 口の中に指を入れて、違和感のある歯を触る子供もいます。以前よりも口の中に指を入れるなと思うときは、「歯が変なの?」と声をかけ、歯科医院に連れて行きましょう。

怒りっぽくなった

 歯の痛みを上手に表現できずに、イライラして怒りっぽくなる子供もいます。最近、機嫌が悪いなと思ったときは、「歯が痛いの?」「お口を開けてくれる?」と尋ね、歯が原因なのか見極めてから歯医者に連れて行きましょう。

歯列矯正相談はいつから行くべき?

 虫歯だけでなく歯列の美しさも気になりますよね。どのタイミングで歯列矯正相談をする方が良いのでしょうか。

タイミングは歯科医院によってさまざま

 矯正歯科によっては、まだ乳歯があるうちから歯列矯正を始めることもあります。乳歯が生えているときは歯が動きやすくなっていますので、歯列矯正が短期間で終わることも多いのです。しかし、歯列矯正後に生えた大人の歯によって、せっかく整えた歯列が歪んでしまうリスクがあります。

 一方、完全に乳歯が生え変わってからでないと歯列矯正を始めない歯科医院もあります。矯正後に歯列が歪むというリスクは回避できますが、歯が動きにくいため、1~3年程度の時間がかかってしまうというデメリットがあります。

少なくとも2つ以上の矯正歯科医院で相談しよう

 歯列矯正の方針は、歯科医院によってさまざまです。少なくとも2つ以上のクリニックを訪れ、納得できるクリニックを選ぶようにしましょう。

気軽に歯医者に行く習慣を身につけよう

 小さなころから定期的に歯科医院に行くことで、お子さんの歯医者に対する抵抗感をなくしましょう。こまめに行く習慣を身につけておくと、将来の虫歯のリスクや歯周病のリスクも軽減することができますよ。

参考サイト:
日本小児歯科学会「こどもたちの口と歯の質問箱」

著者情報

ママモル編集部

子供の健康を守る米国のサイト『Safbaby』が運営するウェブマガジン『ママモル』の編集部です。

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