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麻疹(はしか)とは?その症状と対処方法。

 麻疹とは麻疹ウイルスによって感染する病気で、はしかとも呼ばれます。麻疹ウイルスは非常に感染力が強いので、麻疹ウイルスを持っている人に麻疹ウイルスの免疫がない人が接すると、高確率で麻疹に感染してしまいます。麻疹にかかったときにはどのような症状が見られるのか、そして、どのように対処することができるのかについて解説いたします。

麻疹の特徴

 麻疹は、春から夏にかけて流行することが多い感染症です。潜伏期間は約10日間で、潜伏期間が過ぎると発熱や鼻水、咳などの風邪の症状に似た症状が見られます。発熱が2~4日ほど続くと、さらに熱が高くなり、同時に発疹が見られるようになります。

麻疹から合併症が生じることもある

 麻疹によって高熱が発生し、その結果、中耳炎や肺炎、脳炎などの合併症が発症することもあります。特に中耳炎はもっとも頻繁に生じる合併症で、耳の痛みを感じたり耳から膿が見られたりするときは、早めに適切な処置を受けるようにしましょう。

麻疹にかかったときに見られる症状

 麻疹にかかったときは、次のような症状が見られます。

38度前後の高熱が2~4日続く

 10日ほどの潜伏期間が過ぎると、38度前後の高熱が出ます。高熱は2~4日続きます。乳幼児は、この時期に下痢や腹痛が見られることが多く、奥歯近くの頬粘膜に1ミリメートルほどの白い盛り上がりが生じることもあります。

熱がさらに高くなる

 乳児によく見られる「突発性発疹」は、高熱が3日ほど続くと徐々に熱が下がって発疹が出てくる病気です。一方、麻疹は高熱が3日ほど続くと、一時的に熱が下がることもありますが、多くの場合においてさらに高熱(39.5度以上になることもある)が出てしまいます。高熱が3日以内で引くなら突発性発疹、3日過ぎてからさらに熱が高くなったら麻疹を疑うことができるでしょう。

 2度目の高熱は2~4日間ほど続きます。高熱が出ている間、耳の裏やおでこ、首から発疹が出始め、顔面全体や体幹部分、手足にも発疹が広がっていきます。高熱が徐々に治まると、発疹も徐々に引き始めます。発疹部分に色素沈着が見られることもありますが、ほとんどの場合は跡が残らず元の皮膚に戻ります。

麻疹は予防できる病気!かならず予防接種を!

 麻疹ウイルスは非常に感染力が強いウイルスですので、麻疹に対する免疫を持っていない限りいつどこで感染するか分かりません。しかしながら、予防接種によって予防することができる病気ですので、決められた時期にかならず予防接種を受けるようにしましょう。

予防接種は2回

 現在、日本では、麻疹の予防接種は「麻疹風疹混合ワクチン」として2回受けることに決められています。1回目は1歳のときに接種しますが、麻疹は感染力が高いだけでなく高熱等の重篤な症状が現れますので、なるべく1歳の早い時期(12ヶ月~15ヶ月)に受けるように勧められています。

 2回目の接種は小学校に入学する前の1年間に受けます。1回目の接種で93~95%の人が麻疹免疫を獲得することができ、2回目の接種で97~99%の人が麻疹免疫を獲得しますので、決められた時期に予防接種を受けておくなら、麻疹にかかる可能性を劇的に低下させることができるのです。

予防接種を3回以上受けることもある

 赤ちゃんは生まれて6ヶ月ほどは、お母さんから受け継いだ免疫で麻疹などの感染力の高いウイルスにも対抗することができます。しかし、6ヶ月を過ぎると母体由来の免疫力が弱まり、さまざまな感染症にかかってしまうことがあります。

 そのような状態で麻疹が流行している国や地域にでかけることは、非常に危険です。危険を回避するためにも、麻疹が流行している国に行くときや通っている保育園で麻疹が流行しているときは、1歳未満であっても麻疹の予防接種を自己負担で受けることができます。ただし、1歳未満で麻疹の予防接種を受ける場合は、通常の予防接種としてはカウントしませんので、1歳以降に適切な感覚を空けて2回の予防接種を実施します。

麻疹にかかったときの対処方法

 麻疹は予防接種で予防することはできますが、効果的な治療方法はありません。高熱や発疹が自然に治まるまで待つしかありませんので、早めに病院に連れて行って、高熱や咳などの症状だけを抑える「対処療法」を実施してもらうようにしましょう。

家に解熱剤があるときも自己判断で飲ませないように!

 麻疹と思われる症状が出たときに自己判断で解熱剤を与えてしまうと、症状が治まってきているのか解熱剤で熱が下がったのかが分からなくなってしまいます。高熱が3日ほど続いたら、病院でかならず診察してもらい、適切な解熱剤を処方してもらうようにしてください。

麻疹から子供を守る予防接種!母子手帳で確認しよう

 麻疹から子供を守るベストの方法は、決められた時期に予防接種を受けることです。母子手帳に麻疹風疹混合ワクチンの接種時期が記載されていますので、かならず確認して期間内に接種するようにしてください。また、できれば1回目の接種は生後12~15ヶ月頃に受けるようにしましょう。

参考サイト:
麻疹とは
麻しんについて|厚生労働省

EARTH CHILD アースチャイルド


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