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子供の健康を守る米国のサイト『Safbaby』が運営するウェブマガジン

赤ちゃんの吐乳や乳児疝痛を治すための5つの方法

文:SafBabyのヘルスアドバイザー、ランダル・ノイステッダー博士 編集者:aesmai

乳児疝痛や吐乳では、赤ちゃんが泣く、お乳を吐く、背中を反らす、おなかがゴロゴロする、げっぷをする、という症状がみられます。こういう症状は夜、食後に横になった時に悪化する傾向があります。多くの場合生後2,3週間から始まり、数か月、或いはもっと長く続くこともあります。

原因は通常、食物が中々通り抜けられずに、消化管に負担が掛かることにあります。消化力が弱まると、食物が詰まったり、食道まで戻ってしまう事があります。小児科医は制酸薬を処方するかもしれませんが、こういった薬は特に効果的という訳ではなく、赤ちゃんによっては明らかな副作用を起こす場合があります。

赤ちゃんの吐乳や乳児疝痛を治すための5つ方法:

1. 母乳を通じて、赤ちゃんの症状の原因となったり、悪化させる食品の摂取を避けましょう。赤ちゃんにアレルギーを引き起こしたり、刺激物になる食品があります。以下の物を注意しましょう。

  • 乳製品
  • キャベツ科の食物(ブロッコリー)
  • 豆類
  • コーヒー
  • スパイス
  • 玉ねぎとニンニク

2. 少なくとも細菌量が100億~200億CFUのプロバイオティクス サプリメント(ビフィズス菌や乳酸菌を含む)を赤ちゃんにあげましょう。これらの細菌は消化を助け、小腸粘膜の炎症を緩和します。搾乳した母乳に混ぜることも可能です。

3. 母乳(又は粉ミルク)に1500mgのグルタミンパウダーを混ぜるのも良いです。アミノ酸の一種であるグルタミンが小腸粘膜を修復します。

4. 赤ちゃんを出来るだけ近くにおいてあげて下さい。抱っこ紐で抱っこしたり、毛布で包んであげると、乳児疝痛や吐乳を緩和すると言われています。赤ちゃんを真っすぐ支えて、重力で母乳(粉ミルク)が消化管を通るのを助けましょう。

5. Chinese Medicine Works 社の”Grow and Thrive”と”Tummy Tmaer”という漢方処方も効果的です(処方箋に基づき、comから医療提供者を通じて入手出来ます。オンラインでも購入可能です)。これらは消化機能を高め、消化管粘膜を消炎する作用があり、小腸粘膜の回復も促進します。

赤ちゃんの吐乳や乳児疝痛への対処法について、詳細はランダル・ノイステッダー博士の著書 The Holistic Baby Guide.(英文のみ)をご覧下さい。

著者情報

ランダル・ノイステッダー博士 (Randall Neustaedter, OMD)

ノイステッダー博士は、鍼師、漢方医で、子供のヘルスケアを専門とし、サンフランシスコ湾岸地域で30年以上ホリスティック医療の経験を積み、またその指導に従事。 鍼師、漢方医。 著書:「The Holistic Baby Guide」、「Child Health Guide」「The Vaccine Guide」

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