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アロマテラピーに活用される天然由来のオーガニックアロマ

 オーガニックアロマは、気分をリラックスさせる、またはリフレッシュさせるなどの効果があります。エッセンシャルオイルやアロマオイルという言葉もよく耳にしますが、オーガニックアロマとエッセンシャルオイル、アロマオイルとは違うのでしょうか。その違いはなんでしょうか。生活の中で楽しむオーガニックアロマの使用方法もご紹介します。

オーガニックアロマとは

 アロマとは香り・芳香のことです。香りによって気持ちがやわらいだり、静まったりという経験はないでしょうか。植物の葉や花、果実の皮、樹皮や樹脂などから抽出した香り成分で、心や体をケアすることをアロマテラピーといいます。アロマテラピーとは、「アロマ(香り)」と「テラピー(療法)」を合わせた造語で、オーガニックアロマは、アロマテラピーに使われるエッセンシャルオイル(精油)です。

 「オーガニック」とは「有機」の意味で、農薬や化学肥料を3年以上使っていない土壌で栽培し、栽培途中にも農薬や化学肥料を使わない栽培法をオーガニックと呼びます。そのオーガニック植物や果物から抽出されたアロマが「オーガニックアロマ」です。農薬や化学肥料を使わない植物から作り出された天然由来のオーガニックアロマは、本来の植物の持つ香りの力で、心身をケアすることができます。つまり、香りによる健康法ですね。

海外のオーガニック認証

 海外、特に、環境先進国のフランスやドイツなどヨーロッパでは、オーガニックの定義を確立し、厳しく規制しています。日本には規定がないので、オーガニックにこだわるなら、海外の有機認証マークがパッケージに付いているものを手に入れるといいかもしれませんね。

<海外のオーガニック認証機関>

  • ECOCERT(フランス、日本など23ヶ国)
  • ACO(オーストラリア)
  • ecobio(フランス)
  • USDA(アメリカ)
  • FVO(アメリカ)
  • SKAL(オランダ)
  • CERES(ドイツ) など

精油とアロマオイルの違い

 エッセンシャルオイル(精油)は、植物や果物など天然由来の素材から抽出した香りの成分で、オーガニックアロマは、原料を農薬や化学肥料、遺伝子組換え植物を使用しないオーガニックにこだわったエッセンスからできています。アロマテラピーに使用するのはエッセンシャルオイル(精油)になります。

 一方、アロマオイルは、いわゆる香りのあるオイルで、オーガニックにこだわらず、香りを出すための合成香料を含むこともあります。

オーガニックアロマの楽しみ方

 アロマの香りでリラックスしたり、リフレッシュしたりと、日常生活を楽しむために活かしてみましょう。

  • 電気ディフューザー(アロマポット)にオーガニックアロマを数滴落として、お部屋中に香りを放散させます。お部屋のにおいが気になるときなどにもいいですね。
  • アロマポットがなくても、熱めのお湯をカップやボールなどお好きな器に入れ、オーガニックアロマを1〜2滴落とします。
  • バスタイムに。スプーン1杯の塩にオーガニックアロマを落とし、湯船の中に入れます。

オーガニックアロマを使用するときの注意点

 オーガニックアロマを使用するときの注意点は、以下のようになります。

  • 原液を皮膚につけないようにしてください。種類によっては刺激が強いものもあるので、原液のままで使用せず希釈して使いましょう。誤って原液が皮膚についてしまった場合、すぐに流水で洗い流してください。もし、腫れや発疹など、皮膚に異常が発生したときは、医師の診察を受けてください。
  • オーガニックアロマを飲用しないでください。食品として摂取したり、うがいに使用したりすることもやめましょう。
  • 目に入らないようにしましょう。オーガニックアロマがついた手で目をこすらないようにしてください。
  • マッサージで使用する場合は、使用前にパッチテストを行い、異常が発生しないことを確認してから行いましょう。

 お年寄りや妊娠中の人、子どもなどへの使用は細心の注意が必要です。同じように、医師による治療を受けている場合は、医師に相談してください。

 オーガニックアロマは、有機栽培で育った植物や果物から抽出した成分のエッセンシャルオイル(精油)です。天然由来の原料だけを使用したアロマで、アロマテラピーに使われます。アロマポットがなくても、工夫次第で気軽に楽しむことができますよ。

著者情報

ママモル編集部

子供の健康を守る米国のサイト『Safbaby』が運営するウェブマガジン『ママモル』の編集部です。

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