妊娠1ヶ月目(妊娠0週~3週)は、どのようなことに注意をして過ごすことができるでしょうか。妊娠1ヶ月目のママたちが注意すべきことをまとめました。
妊娠1ヶ月目に見られる変化
最後の生理が始まった日を妊娠0週0日とします。つまり、妊娠0週目は最後の生理の週に該当し、次の予定生理日である妊娠4週目までは、まだ妊娠していない可能性もあるのです。まだ妊娠していないかもしれない「妊娠1ヶ月目」。妊娠していたとしても1日~3週間しか経っていない「妊娠超初期状態」です。
妊娠検査薬では調べられない
通常の妊娠検査薬は、生理予定日を1週間過ぎてから妊娠しているかどうかを調べることができます。そのため、妊娠1ヶ月目のときに妊娠検査薬を使ってみても、妊娠しているかどうかを確認することができません。
ドラッグストアなどでは、通常よりも早く妊娠しているかどうかをチェックできる「早期妊娠検査薬」も販売されています。しかし、早期妊娠検査薬の使用タイミングは、通常の妊娠検査薬より1週間早い生理予定日以降からとなっていますので、生理予定日よりも前の時期である妊娠1ヶ月目には使用できません。
超初期症状が見られる人もいる
妊娠しているかどうかを市販の妊娠検査薬を使って確かめることはできませんが、稀に、超初期症状が見られて、「妊娠しているのでは?」と気付くことができます。とはいえ、あくまでも「妊娠しているかもしれない」と感じる程度ですので、超初期症状が見られたからといって妊娠していることを確信することはできません。いくつかのよくある超初期症状を紹介します。
不正出血
生理予定日よりも少し前に不正出血があり、「妊娠しているのかな?」と気付くこともあります。基礎体温を記録している人なら、不正出血の後に基礎体温が下がらないことで生理ではない出血であると確信することもあるでしょう。
胸の張り
排卵前後の時期に胸が張る人はたくさんいます。生理日から2週間後の排卵時期になると、胸が張り、場合によっては軽い痛みを伴うことがあります。しかし、生理予定日を過ぎても胸の張りが続くなら、「何だかいつもとは違う」と感じるかもしれません。
吐き気やむかつき
吐き気やむかつきなどのつわりのような症状が生理予定日前に見られて、「もしかして妊娠しているのかも」と気付くことがあります。また、食べ物などのにおいを嗅ぐだけで、吐き気やむかつきが催されることもあります。
腹痛・腰痛
重だるいような痛みをお腹や腰に感じることもあります。排卵前後に腰痛や腹痛を感じる人は多いのですが、いつもよりも痛みの程度が高かったり、痛みを感じる期間が長かったりすることで、「何かいつもとは違う」と感じることがあります。
妊娠1ヶ月目に注意すべきこと
まだ妊娠していないかもしれない妊娠1ヶ月目。妊娠していたとしても、お腹の中に新しい生命が誕生して1~3週間ほどしか経っていません。誕生しているかもしれない新しい命とお母さんの身体を守っていくために、次のことに注意をしてください。
身体を締め付ける服装や負担のかかる服装を避ける
妊娠超初期につわり症状が見られる人もいますが、強めのガードルやボディスーツなどを着用して身体を締め付けていると、つわり症状が重くなることがあります。快適に生活するためにも、身体を締め付ける服装を避け、高いヒールや小さめの靴・下着などの身体に負担のかかる服装も避けるようにしてください。
アルコールと喫煙を避ける
妊娠超初期であっても、アルコールと喫煙は母子の身体に良い影響をもたらしません。「妊娠したい」または「妊娠しているのかも」と思った瞬間からアルコールと喫煙を止め、お母さんと赤ちゃんの健康を守りましょう。
服薬中の人は病院に相談する
普段服薬している人は、かかりつけの病院に行き、服薬中の医薬品が妊娠中も飲める医薬品なのか尋ねるようにしてください。また、市販の医薬品やサプリメントを飲むときも、注意事項の欄をしっかりとチェックして、妊娠中も服用できる医薬品なのか確認するようにしましょう。
激しい運動をしない
強度の高いワークアウトを日常的に行っている人や週末ごとに激しい運動を行っている人は、運動量が多すぎるものは避け、身体に無理がかからないように注意して下さい。妊娠中であっても適度に身体を動かすことは大切なことですが、適切な運動量で、あくまでも健康維持の目的で実施するようにしましょう。
妊娠1ヶ月目は妊娠が始まるかもしれない大切な時期
妊娠1ヶ月目は、妊娠しているかも分からない不安定な時期でもあります。ですが、着実に身体は妊娠へと変化していき、赤ちゃんとの生活に近づいていきます。1日1日が大切な日と言えますので、アルコールや喫煙は止め、身体が心地よく感じられる服装と行動を心がけ、毎日の生活を丁寧に送っていきましょう。