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化粧品に入っているカミツレ花エキスってなに?その効能は?

 化粧品の原材料名表示の部分に、“カミツレ花エキス”と記載されていることがあります。特に自然派を謳う化粧品には、“カミツレ花エキス”が配合されていることが多いです。“カミツレ”とはどのような植物なのか、また、“カミツレ花エキス”にはどのような効能があるのかについてまとめました。

カミツレ花エキスとは?

 カミツレとは、キク科の植物で、“カモミール”や“ジャーマンカモミール”とも呼ばれます。白い小さな花が愛らしく、ガーデニングを楽しむ人たちからも人気の花の1つです。

 カミツレの花から抽出したエキスを、“カミツレ花エキス”と言います。スキンケアの化粧品や日焼け止めクリーム、洗顔石鹸、ハンドソープ、シャンプー、また、メイクアップ用品などに配合されていることがあります。

カミツレ(カモミール)の飲用によって得られる効果

 カミツレは、ハーブティーとしても人気です。カモミールティーには、次のような効果が期待できます。

消化器系の不調を鎮める

 胸やけや胃炎などの消化器系に不調があるとき、カモミールティーを飲むことで不快な症状を鎮静化させることができます。ヨーロッパでは、食後にカモミールティーを飲用することを習慣づけている人も少なくありません。

穏やかな眠りへと導入する

 なかなか寝付けないときにも、カモミールティーは効果を発揮します。不眠に悩んでいる人は、眠る前にカモミールティーを1杯飲んでみてはいかがでしょうか。また、カモミールティーを飲用することで、手足の末端が暖かくなり、冷え性を解消することも期待できます。手足の末端が温かくなると眠りにつきやすくなりますので、冷えが気になって眠れないときもカモミールティーを飲んでみてはいかがでしょうか。

抗炎症効果

 カモミールには消炎効果もあります。口内炎で口の中がヒリヒリするときは、カモミールティーを飲んで、炎症を鎮静化させてみてはいかがでしょうか。

カミツレ花エキス入りの化粧品に期待できる効果

 ドラッグストアやバラエティーショップなどでも、手軽に手に入るカミツレ花エキス入りの化粧品。主に次の5つの効果が期待できます。

美白効果

 カミツレ花エキスには、紫外線による色素沈着を予防する効果があります。日差しを浴びる前にしっかりとカミツレ花エキスが入った化粧水で顔や身体をケアし、また、日差しを浴びた後もしっかりとカミツレ花エキス入り化粧水でアフターケアして、日焼けを背局的に予防していきましょう。

保湿効果

 カミツレ花エキスには、保湿効果もあります。肌を瑞々しく保ちたい人も、若々しさをキープしたい人も、とにかく保湿をしっかりとすることが大切です。カミツレ花エキスが入った化粧水やクリームなどで、皮膚に充分な水分を与えて下さい。

鎮痒効果

 また、カミツレ花エキスには、痒みを抑える効果もあります。乾燥やアレルギーなどで痒みを感じるときは、カミツレ花エキスが入った化粧品で効果的に痒みに対処していきましょう。

消炎効果

 カモミールティーを飲んでも消炎効果が期待できますが、カミツレ花エキス入り化粧品として外用しても、消炎効果が期待できます。日焼けで火照った肌やアレルギーや外的ストレスで赤みを帯びている肌に、カミツレ花エキス入りの化粧水を使って、火照りや赤みを取り除いていきましょう。

殺菌効果

 カミツレ花エキスには、殺菌効果があります。雑菌で悪化してしまうニキビや傷跡には、カミツレ花エキス入りの化粧品を使って、不要な菌が入り込まないようにしていきましょう。

カミツレ花エキスにアレルギー性はある?

 ドラッグストアや自然派化粧品専門店で売られていることが多いカミツレ花エキス入りの化粧品。肌が敏感な人も使えますので、アレルギー症状とは無縁な印象があります。しかし、次の場合には注意が必要です。

キク科の植物でアレルギー症状が出たことがある人は要注意

 キク科の植物は、特にアレルギー性が強いというわけではありません。食用菊があることからも、条件を満たせば飲食に適した植物であることが分かります。しかし、体質や体調によっては、キク科の植物でアレルギー症状が出ることもあります。今までにキク科の植物を食べたり触れたりしたときに、痒みや赤み、くしゃみなどのアレルギー症状が出たことがある人は、カミツレ花エキス入りの化粧品やカモミールティーも避ける方が良いでしょう。

万能のハーブとして親しまれるカミツレ

 胃もたれや胃炎、口内炎などの消化器系の不調だけでなく、不眠や手足の冷えにも効果を発揮するカモミール。欧米では万能のハーブとして、以前から生活に取り入れられています。現在は研究で紫外線による色素沈着を予防する効果や殺菌効果もあることが分かってきていますので、飲用だけでなく外用としても積極的に利用していきたいものですね。

著者情報

ママモル編集部

子供の健康を守る米国のサイト『Safbaby』が運営するウェブマガジン『ママモル』の編集部です。

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