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子供の健康を守る米国のサイト『Safbaby』が運営するウェブマガジン

乾燥肌の人が悩まない化粧品の選び方。

 乾燥肌の人は、何に気をつけて化粧品を選べば良いのでしょうか。ただ単に「乾燥肌用」と記された化粧品を使っていても、乾燥肌が改善しないときはどうすれば良いのでしょうか。乾燥肌の人が化粧品を選ぶ際に知っておくべきポイントをまとめました。

乾燥肌用化粧品が乾燥肌を改善させるとは限らない

 「乾燥肌だから乾燥肌用化粧品を買っておけば間違いない」と考えている人も多いでしょう。もちろん、乾燥肌用化粧品は乾燥肌の人向けに作られていますから、一般的な化粧品を使うよりも乾燥肌が改善されそうな気がします。しかし、すべての乾燥肌用化粧品が、乾燥肌を改善してくれるわけではありません。

肌の水分量と油分量が増加しないと乾燥肌は改善されない

 成分は普通の化粧品とまったく同じで、ただ単にしっとりとした使用感だけをプラスしているだけで、「乾燥肌用」と謳っている化粧品はたくさんあります。このような使用感だけプラスしている化粧品は、通常以上にしっとりとした仕上がりになりますので、使った直後は「乾燥が改善されている!」と錯覚しがちです。しかし、実際に肌の水分量が増加するわけではありませんので、いつまで使い続けても乾燥肌が改善されません。

“しっとり”と“さっぱり”は使用感の違いのみ

 “しっとり”と“さっぱり”の2つの使用感から選べることになっている基礎化粧品は多いです。化粧品店の販売員も、しっとりとした使用感の化粧品を「乾燥肌の方におすすめです」と勧めることもありますが、実際には、使用感はユーザーの肌質とは無関係です。“しっとり”か“さっぱり”かは、肌質ではなく好みで選び、乾燥肌の人は、使用感ではなく「どの程度保湿できるのか」と言う点で化粧品を選ぶようにしましょう。

乾燥肌の人はとにかく保湿を重視しよう

 乾燥肌の人は、とにかく肌の水分量を増やし、肌にうるおいを与えなくてはなりません。使用感にこだわるのではなく、保湿効果にこだわって化粧品を選びましょう。

乾燥を悪化させる紫外線と汚れ

 紫外線は肌本来のバリア機能と保水機能を低下させますので、肌の乾燥を進行させてしまいます。また、肌に汚れが付着したままにしておくと、肌のバリア機能を低下させ、外界から肌の水分や油分を失わせる異物が混入しやすくなってしまいます。保湿を強化することも大切ですが、乾燥肌を根本から改善するためには、“紫外線”を極力避け、“汚れ”を徹底的に落とさなくてはいけないのです。

乾燥肌の人の基礎化粧品の選び方

 乾燥肌には、汚れを徹底的に落とすことと保湿すること、そして、紫外線を極力避けることの3つが大切です。この3つを叶えるための基礎化粧品の選び方を探っていきましょう。

丁寧な洗顔で汚れをしっかりと落とす

 丁寧な洗顔で汚れをしっかりと落とします。先程も述べましたが“しっとり”か“さっぱり”かは好みの問題ですので、お好きな使用感の洗顔料でしっかりと汚れを落としましょう。ただし、スクラブが入ったタイプの洗顔料は、乾燥肌の人にはおすすめできません。スクラブが肌本来のバリア機能を破壊し、肌を水分や油分がキープできない状態にしてしまいます。

しっとりでもさっぱりでも可!まずは化粧水で保湿ベースを作ろう

 化粧水を選ぶときも、使用感はお好みで問題ありません。保湿タイプの化粧品を適量使い、時間をかけてたっぷりと水分を与えて下さい。

目的別の美容液

 化粧水でたっぷりと保湿したら、次は美白やアンチエイジングなど、各自の目的に合った美容液を使います。乾燥肌の人は、肌のバリア機能を回復する美容液を選ぶことがおすすめです。なお、メーカーによっては美容液を使用する順番が異なりますので、注意書きをしっかりとチェックして、もっとも効果的な使い方で美容液を導入しましょう。

夏場でも乳液+クリームをしっかりと

 夏場は手短にお手入れを済ませたいと考えている人もいるかもしれませんが、本気で乾燥肌を直したいなら、絶対に夏場でも乳液とクリームを塗るようにしてください。保湿効果の高い乳液とクリームを選びましょう。

乾燥肌の人のベースメイクの選び方

 乾燥肌の人は、基礎化粧品を済ませただけの状態で外に出かけるのはNGです。基礎化粧品でしっかりと保湿しても、外の汚れや紫外線からは肌を守れていないからです。次の2点に注意して、ベースメイクを選びましょう。

ベース機能のある日焼け止めをしっかりと

 日焼けは乾燥を深刻化させる一因です。ファンデーションを塗る前にメイクアップベース機能もある日焼け止めをしっかりと塗って下さい。もちろん、紫外線は夏だけではなく年中降り注いでいます。一年中、日焼け止めで紫外線を遮断して下さい。

リキッドかクリームタイプのファンデーション

 パウダータイプは肌の乾燥を進ませることがありますので、リキッドかクリームタイプのファンデーションを選びましょう。できればSPF20以上の紫外線を遮断する効果が期待できるファンデーションが良いでしょう。

メイクをしないときも保湿と紫外線予防は必須!

 ファンデーションを塗らないときも、日焼け止めだけは年中塗るようにしてください。そして、夜はしっかりと汚れを落とし、充分な水分と油分を与えてから就寝しましょう。乾燥肌に合った化粧品を正しく選んで丁寧にお手入れを続けることで、乾燥肌を改善していきましょう。

参考:
資生堂「乾燥・粉ふき対策」
資生堂「肌のバリア機能」

著者情報

ママモル編集部

子供の健康を守る米国のサイト『Safbaby』が運営するウェブマガジン『ママモル』の編集部です。

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